ミニテスト 建築物環境衛生管理技術者

化学物質とシックビル症候群 ミニテスト【第1回】

化学物質とシックビル症候群(ホルムアルデヒド・VOC・アスベスト)」の内容から出題するミニテスト第1回(全5問)です。ホルムアルデヒドの基準値と測定時期、シックビル症候群の特徴、アスベストの健康被害を確認しましょう。

化学物質とシックビル症候群 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

ホルムアルデヒドに関する記述として、正しいものはどれか。

(1)無色無臭の気体である
(2)管理基準値は0.5 mg/m³以下である
(3)温度が低いほど建材からの放散量が増加する
(4)無色で刺激臭のある気体で、管理基準値は0.1 mg/m³以下である
(5)測定は2ヶ月以内ごとに1回行う

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正解:(4)無色で刺激臭のある気体で、管理基準値は0.1 mg/m³以下である
ホルムアルデヒドは刺激臭のある気体です(「無臭」ではない!)。管理基準は0.1 mg/m³以下。温度が高いほど放散量が増加するため、夏季に測定します。測定は2ヶ月ごとではなく、新築等の後に6〜9月に1回です。

第2問

ホルムアルデヒドの測定時期に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)2ヶ月以内ごとに1回、定期的に測定する
(2)1年以内ごとに1回、冬季に測定する
(3)新築・大規模修繕等の後、使用開始後の最初の6月〜9月の間に1回測定する
(4)6ヶ月以内ごとに1回測定する
(5)建物の築年数に関係なく、毎年測定が義務づけられている

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正解:(3)新築・大規模修繕等の後、使用開始後の最初の6月〜9月の間に1回測定する
ホルムアルデヒドは他の空気環境6項目(2ヶ月ごと)とは測定タイミングが全く異なります。なぜ夏(6〜9月)かというと、温度が高い時期のほうが放散量が多く、最も厳しい条件で測定するためです。

第3問

シックビル症候群(SBS)に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)特定の原因物質が必ず同定される
(2)建物を離れても症状は改善しない
(3)建物を離れると症状が改善し、原因が複合的であることが多い
(4)住宅でのみ発生する症候群である
(5)細菌感染による感染症の一種である

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正解:(3)建物を離れると症状が改善し、原因が複合的であることが多い
シックビル症候群の最大の特徴は「その建物にいるときだけ症状が出て、離れると改善する」ことです。化学物質・換気不足・温湿度管理不良・微生物汚染など複合的な原因が多く、特定の原因物質を同定できないことも多いです。住宅の場合は「シックハウス症候群」と呼ばれます。

第4問

アスベスト(石綿)による健康被害に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)アスベストによる疾患は石綿肺と肺がんの2つのみである
(2)吸入から発症までの潜伏期間は数日〜数週間である
(3)中皮腫はアスベスト曝露に特異的な疾患で、潜伏期間は数十年である
(4)現在も断熱材として広く使用されている
(5)アスベストは2020年に初めて規制された

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正解:(3)中皮腫はアスベスト曝露に特異的な疾患で、潜伏期間は数十年である
中皮腫はアスベスト曝露にほぼ特異的な疾患です。アスベストによる主な疾患は石綿肺・肺がん・中皮腫の3つ。潜伏期間は数十年と非常に長いです。2006年以降、製造・使用・輸入が原則全面禁止されています。

第5問

建築基準法によるホルムアルデヒド対策に関する記述として、誤っているものはどれか。

(1)ホルムアルデヒドを発散する建材の使用が制限されている
(2)F☆☆☆☆(フォースター)は最も放散量が少ない等級である
(3)居室には24時間換気設備の設置が義務化されている
(4)F☆☆☆☆の建材は使用面積の制限なしで使える
(5)24時間換気設備の義務化は建築物衛生法で規定されている

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正解:(5)24時間換気設備の義務化は建築物衛生法で規定されている
24時間換気設備の義務化は建築基準法(2003年改正)の規定です。建築物衛生法ではホルムアルデヒドの「基準値(0.1 mg/m³)」と「測定」を定めていますが、建材の規制や換気設備の義務化は建築基準法が担当しています。法律の守備範囲の違いを押さえましょう。

解説記事で知識を復習しましょう。

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