ミニテスト 建築物環境衛生管理技術者

化学物質とシックビル症候群 ミニテスト【第3回】

化学物質とシックビル症候群(ホルムアルデヒド・VOC・アスベスト)」の内容から出題するミニテスト第3回(全5問)です。SO₂やアスベスト規制の詳細、F☆等級の仕組み、化学物質の横断的な知識を確認しましょう。

化学物質とシックビル症候群 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

二酸化硫黄(SO₂)に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)無色無臭の気体で、人体への影響はほとんどない
(2)窒素を含む燃料の燃焼によって発生する
(3)硫黄を含む燃料の燃焼によって発生し、酸性雨の原因となる
(4)主にコピー機やプリンタから発生する
(5)光化学スモッグの主な原因物質である

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正解:(3)硫黄を含む燃料の燃焼によって発生し、酸性雨の原因となる
SO₂は硫黄(S)を含む石炭や重油などの燃料が燃えるときに発生します。刺激臭のある気体で、雨水に溶けて酸性雨の原因になります。光化学スモッグの主な原因はNO₂(二酸化窒素)、コピー機から発生するのはオゾンです。物質名と発生源・環境問題の組み合わせを混同しないようにしましょう。

第2問

アスベスト(石綿)の規制に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)現在も一部の用途では使用が認められている
(2)2006年以降、製造・使用・輸入が原則として全面禁止されている
(3)規制が始まったのは2015年以降である
(4)アスベストの使用禁止は建築基準法のみで定められている
(5)既存建築物のアスベストは直ちに除去しなくても法的問題はない

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正解:(2)2006年以降、製造・使用・輸入が原則として全面禁止されている
アスベストは2006年の労働安全衛生法施行令の改正により、原則として全面禁止(製造・使用・輸入)となりました。「現在も一部使用可」はひっかけです。ただし、2006年以前に建てられた建物にはアスベストが残っている可能性があり、解体・改修時には飛散防止対策が法律で義務づけられています。

第3問

次のうち、ホルムアルデヒドの室内における発生源として該当しないものはどれか。

(1)合板や集成材に使用される接着剤
(2)壁紙の施工に使われる糊
(3)コピー機やレーザープリンタ
(4)断熱材として使用される発泡材
(5)防腐剤が含まれる塗料

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正解:(3)コピー機やレーザープリンタ
コピー機やレーザープリンタから発生するのはホルムアルデヒドではなくオゾンです。ホルムアルデヒドは合板の接着剤、壁紙の糊、発泡断熱材、防腐剤入り塗料など建材や内装材から放散されます。「どの物質がどの機器・建材から出るか」は試験で頻出なので、発生源と物質の対応をしっかり覚えましょう。

第4問

ホルムアルデヒドを放散する建材の等級区分(F☆表示)に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)F☆が最も安全な等級であり、使用制限がない
(2)星の数が少ないほど放散量が少なく安全である
(3)F☆☆☆☆(フォースター)は使用面積の制限なしで使用できる
(4)F☆☆☆☆の建材でもホルムアルデヒドは全く放散しない
(5)等級区分は建築物衛生法で規定されている

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正解:(3)F☆☆☆☆(フォースター)は使用面積の制限なしで使用できる
F☆の等級は星の数が多いほど安全(放散量が少ない)です。「F☆が最安全」はひっかけで、F☆は星1つ=最も放散量が多い等級(使用禁止レベル)です。F☆☆☆☆が最も放散量が少なく、使用面積の制限なしで使えます。ただし、放散量がゼロではなく「ごくわずか」です。この等級区分は建築基準法で規定されています。

第5問

室内の化学物質に関する記述として、誤っているものはどれか。

(1)ホルムアルデヒドは温度が高いほど建材からの放散量が増加する
(2)オゾンはコピー機やレーザープリンタのコロナ放電によって発生する
(3)二酸化窒素(NO₂)は赤褐色の気体で、燃焼器具が主な室内発生源である
(4)二酸化硫黄(SO₂)は光化学スモッグの主な原因物質である
(5)TVOCの暫定目標値は400 μg/m³である

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正解:(4)二酸化硫黄(SO₂)は光化学スモッグの主な原因物質である
光化学スモッグの主な原因物質はSO₂ではなくNO₂(二酸化窒素)です。SO₂は酸性雨の原因物質です。この2つは混同しやすいので要注意です。その他の選択肢はすべて正しい記述です。ホルムアルデヒドは高温で放散増加、オゾンはコピー機の放電で発生、TVOCは400 μg/m³――第1回・第2回の復習もかねて確認しておきましょう。

解説記事で知識を復習しましょう。

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