ミニテスト 建築物環境衛生管理技術者

室内環境基準と空気汚染物質 ミニテスト【第1回】

室内環境基準と空気汚染物質」の内容から出題するミニテスト第1回(全5問)です。空気環境の管理基準値やエアロゾル粒子の分類など、基本知識をチェックしましょう。

室内環境基準と空気汚染物質 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

建築物衛生法に定められた空気環境の管理基準として、正しいものはどれか。

(1)浮遊粉じん ── 0.15 mg/m3以下
(2)一酸化炭素(CO)── 100 ppm以下
(3)二酸化炭素(CO2)── 5,000 ppm以下
(4)気流 ── 1.5 m/s以下
(5)相対湿度 ── 30%以上 80%以下

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正解:(1)浮遊粉じん ── 0.15 mg/m3以下
各選択肢の正しい基準値を整理します。(2)COは10 ppm以下(100 ppmは10倍)。(3)CO21,000 ppm以下(5,000 ppmは5倍)。(4)気流は0.5 m/s以下(1.5 m/sは3倍)。(5)相対湿度は40%以上 70%以下です。7項目の基準値は丸暗記必須で、試験では数字を少しだけ変えたひっかけが頻出です。

第2問

エアロゾル粒子に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)粉じんは、蒸発した金属が冷却・凝縮して生じる固体粒子である
(2)ヒュームは、機械的な破砕・研磨により生じる比較的大きな固体粒子である
(3)ミストは、液体の噴霧や蒸気の凝縮により生じる液体粒子である
(4)スモークは、液体が蒸発して生じるガス状物質である
(5)粉じんの粒子径はヒュームの粒子径よりも小さい

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正解:(3)ミストは、液体の噴霧や蒸気の凝縮により生じる液体粒子である
(1)と(2)は説明が入れ替わっています。粉じん=機械的な破砕・研磨で発生する比較的大きい粒子(1〜数百µm)。ヒューム=金属蒸気が冷却・凝縮して生じる非常に小さい粒子(0.01〜1µm)。(4)スモーク(煙)は不完全燃焼で発生する固体粒子であり、ガス状物質ではありません。(5)粉じんのほうがヒュームより粒子径は大きいので逆です。「粉じん=砕いた粒、ヒューム=蒸発して固まった粒」と区別しましょう。

第3問

建築物衛生法で管理基準が定められている「浮遊粉じん」に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)空気中に浮遊するすべての粒子を対象としている
(2)粒径10 µm以下の粒子を対象としている
(3)粒径2.5 µm以下の粒子を対象としている
(4)粒径100 µm以下の粒子を対象としている
(5)固体粒子だけでなくガス状汚染物質も含まれる

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正解:(2)粒径10 µm以下の粒子を対象としている
建築物衛生法の「浮遊粉じん」とは、粒径10 µm以下の粒子のことです。これは吸引性粉じんともよばれ、人が吸い込むと気管や気管支まで到達しうるサイズだけを対象にしています。すべての粒子(大きな砂粒なども含む)ではなく、健康影響のあるサイズに限定されているのがポイントです。(3)のPM2.5(2.5µm以下)は大気汚染の指標として有名ですが、建築物衛生法の対象とは異なります。

第4問

建築物衛生法に基づく空気環境測定に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)浮遊粉じん・CO・CO2の測定は6ヶ月以内ごとに1回行う
(2)温度・相対湿度・気流の測定は1年以内ごとに1回行う
(3)浮遊粉じんから気流までの6項目は、2ヶ月以内ごとに1回測定する
(4)ホルムアルデヒドの測定は、毎月1回行う
(5)測定位置は、居室の壁面から30 cm以内の位置とする

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正解:(3)浮遊粉じんから気流までの6項目は、2ヶ月以内ごとに1回測定する
空気環境の6項目(浮遊粉じん・CO・CO2・温度・相対湿度・気流)は2ヶ月以内ごとに1回測定します。(1)(2)のように項目ごとに頻度が違うわけではなく、6項目すべて同じ頻度です。ホルムアルデヒドは新築・大規模修繕後の6月〜9月に1回のみで、毎月ではありません。測定位置は居室の中央部床上75 cm以上150 cm以下の高さです。

第5問

建築物衛生法に基づくホルムアルデヒドの測定に関する記述として、誤っているものはどれか。

(1)新築・大規模修繕・大規模模様替を行った場合に測定する
(2)測定時期は6月1日から9月30日の間である
(3)夏季に測定するのは、温度が高いほど放散量が増えるためである
(4)測定は冬季に行うのが最も正確な結果が得られる
(5)管理基準値は0.1 mg/m3以下(約0.08 ppm)である

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正解:(4)測定は冬季に行うのが最も正確な結果が得られる
ホルムアルデヒドは温度が高いほど建材からの放散量が増えるため、最も濃度が高くなる夏季(6月〜9月)に測定します。冬季は放散量が少なく、基準値以下になりやすいため、実際の最悪条件を把握できません。「冬季のほうが正確」は誤りです。夏に基準を満たしていれば、冬はそれ以下の濃度になるので安心、という考え方です。

解説記事で知識を復習しましょう。

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