ミニテスト 建築物環境衛生管理技術者

室内環境基準と空気汚染物質 ミニテスト【第2回】

室内環境基準と空気汚染物質」の内容から出題するミニテスト第2回(全5問)です。浮遊粉じんの測定法や濃度換算の計算を中心に実践力を確認しましょう。

室内環境基準と空気汚染物質 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

浮遊粉じんの測定方法に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)重量法ではデジタル粉じん計を使用する
(2)光散乱法ではローボリュームエアサンプラーを使用する
(3)重量法は相対濃度を直接測定する方法である
(4)光散乱法は絶対濃度(質量濃度)を直接求められる
(5)光散乱法による測定値は、較正(キャリブレーション)が必要である

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正解:(5)光散乱法による測定値は、較正(キャリブレーション)が必要である
測定方法の整理:重量法=ローボリュームエアサンプラーを使い、フィルタに捕集して重量を測定→絶対濃度(mg/m3)が直接求まる。光散乱法=デジタル粉じん計を使い、光の散乱で粒子数を測定→相対濃度(cpm)なので、建築物衛生法の基準値と比較するには較正係数Kを掛けて質量濃度に変換する必要があります。(1)(2)は使用する機器が逆、(3)(4)は得られる濃度の種類が逆です。

第2問

デジタル粉じん計(光散乱法)の較正に関する記述として、誤っているものはどれか。

(1)較正はデジタル粉じん計の相対濃度を質量濃度に変換するために行う
(2)較正にはローボリュームエアサンプラーとの同時測定が必要である
(3)較正の計算式は C = K × R で表される
(4)K は較正係数(質量変換係数)である
(5)較正は5年以内ごとに1回実施すれば十分である

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正解:(5)較正は5年以内ごとに1回実施すれば十分である
較正は1年以内ごとに1回実施するのが基本です。5年に1回では、測定精度の低下を見逃してしまいます。較正の仕組みを整理すると、同じ場所でローボリュームエアサンプラー(重量法)デジタル粉じん計(光散乱法)を同時に測定し、その関係から較正係数Kを求めます。質量濃度 C(mg/m3)= K × R(相対濃度)で換算します。

第3問

気体の濃度換算式 C(ppm)= C(mg/m3)× 24.45 ÷ M を使って、ホルムアルデヒド(分子量 M = 30)の管理基準値 0.1 mg/m3 を ppm に換算したとき、最も近い値はどれか。

(1)0.01 ppm
(2)0.04 ppm
(3)0.08 ppm
(4)0.12 ppm
(5)0.24 ppm

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正解:(3)0.08 ppm
C(ppm)= 0.1 × 24.45 ÷ 30 = 2.445 ÷ 30 ≅ 0.08 ppm
この換算式で使う24.45は、標準状態(25℃、1気圧)における1モルの気体の体積(リットル)です。分子量Mは物質ごとに異なり、ホルムアルデヒド(HCHO)は30、CO2は44、COは28です。試験では「mg/m3からppmに変換せよ」と出題されることがあるので、公式と主要物質の分子量はセットで暗記しておきましょう。

第4問

粒子径と人体への影響に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)PM2.5は主に鼻や喉で捕捉され、肺の奥まで到達しない
(2)PM10は肺胞まで到達して沈着する
(3)10 µmを超える粒子は気管支まで到達しやすい
(4)PM2.5(粒径2.5 µm以下)は肺の奥(肺胞)まで到達する
(5)粒子径が大きいほど人体の深部まで到達する

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正解:(4)PM2.5(粒径2.5 µm以下)は肺の奥(肺胞)まで到達する
粒子径と到達部位の関係:10 µm超→鼻・喉で捕捉される。PM10(10 µm以下)→気管・気管支まで到達。PM2.5(2.5 µm以下)→肺の最も奥の肺胞まで到達し、健康への影響が大きい。粒子は小さいほど深部まで到達するのが原則です。(5)の「大きいほど深部」は完全に逆です。建築物衛生法の浮遊粉じんはPM10(10 µm以下)を対象としています。

第5問

建築物衛生法の気流の管理基準 0.5 m/s以下に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)風速が0.5 m/sを超えると室内の温度が急激に上昇する
(2)風速が0.5 m/sを超えるとCO2濃度が上昇しやすくなる
(3)風速が0.5 m/sを超えると不快な「ドラフト感」を生じる
(4)風速が0.5 m/sを超えると浮遊粉じん濃度が低下しすぎる
(5)気流の基準は夏季のみ適用される

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正解:(3)風速が0.5 m/sを超えると不快な「ドラフト感」を生じる
ドラフト感とは、冷たい風が肌に当たることで感じる不快感のことです。特に冬場、天井の吹出口から冷たい外気が直接体に当たると、室温は28℃でも体感温度がぐっと下がります。気流の基準は年間を通じて適用されるもので、季節限定ではありません。気流が強すぎるとCO2が上昇するのではなく、快適性が低下するという視点で基準が設けられています。

解説記事で知識を復習しましょう。

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