ロードマップ 電験三種

電験三種の科目合格はいつまで?連続5回の免除と受験計画

電験三種で一部の科目に合格すると、最初にその科目へ合格した試験の後、申請により最大で連続5回、その科目が免除されます。最初の合格回を含めて「6期分」の幅があるため約3年と表現されますが、計画では年数でなく最終免除期を書きます。

2026年8月31日現在、次は2026年度下期。申込は11月9日10時〜11月26日17時です。免除期限、残り科目の過去問得点、週に固定で使える分数の3つから、次に受ける科目を決めます。

制度・日程確認日:2026年8月31日。免除情報は申込前に電気技術者試験センターの免除番号検索と当年度受験案内で再確認してください。

科目別合格制度|「連続5回」を期別に数える

試験は理論・電力・機械・法規ごとに合否が決まり、4科目すべてがそろうと総合合格です。一部の科目だけに合格した場合、その科目は合格後の連続5回で免除を申請できます。

科目の初合格期 免除できる後続5回 最終免除期
2024年度上期 2024下・2025上・2025下・2026上・2026下 2026年度下期
2024年度下期 2025上・2025下・2026上・2026下・2027上 2027年度上期
2025年度上期 2025下・2026上・2026下・2027上・2027下 2027年度下期
2025年度下期 2026上・2026下・2027上・2027下・2028上 2028年度上期
2026年度上期 2026下・2027上・2027下・2028上・2028下 2028年度下期
2026年度下期 2027上・2027下・2028上・2028下・2029上 2029年度上期

例えば、2024年度上期に初めて合格した科目は、2026年度下期が5回目です。今回の申込で免除し、残り科目をそろえられなければ、次期はその科目を改めて受験する必要があります。

科目免除は自動ではない

免除の権利があっても、申込時に申請しなければ自動的に免除者にはなりません。科目合格の情報と免除番号を確認し、申込画面で免除する科目を指定します。

  1. 科目ごとに「初合格期」と「最終免除期」を書く。
  2. 公式の免除情報検索で、免除番号と対象科目を確認する。
  3. 受験申込で免除申請を入れ、確認画面を保存する。
  4. 申込後の受験科目表示が計画と一致するか確かめる。

複数科目を別の期に合格した場合は、科目ごとに最終免除期が異なることがあります。「最初の1科目が失効する日」だけでなく、4行の科目表で管理してください。

受験科目を決める初回診断

「理論から順番に」と固定する前に、各科目の直近過去問を一度解きます。初回は時間を止めず、次の3種類を分けます。

分類 状態 次の作業
未学習 用語や記号の意味が説明できない 教科書の範囲と対応させる
再現できない 解説を読めば分かるが、式・根拠を出せない 翌日に白紙から再解答
実行エラー 方針は合っているが計算・単位・条文選択で落とす ミスの箇所だけをチェックリスト化

得点は合格可能性を考える材料ですが、1回の60点をそのまま合格予測にしません。異なる年度の2回分を解き、正解した問題も根拠を説明できるか確かめます。公式合格基準は各科目原則60点ですが、難易度等による調整があり得ます。

週の「可処分時間」を先に算出する

一律の総学習時間より、自分が12週連続で確保できる分数を使います。例えば平日30分×5日、土日90分、日曜90分なら、週の上限は330分です。突発対応の余白を60分引き、計画に入れるのは270分/週。12週で6計づ3,240分=54時間です。

週の実行枠 分数 やること 完了条件
主科目 150分 今期に合格を狙う科目 基礎→例題→過去問を白紙再現
副科目 60分 次候補または弱点の補修 1テーマの誤答原因を解消
再テスト 60分 翌日・7日後の誤答 正解番号でなく式・根拠を説明
余白 60分 残業・体調不良・未達の回収 翌週へ無制限に繰り越さない

270分で主科目を2つ同時に回すと、1科目当たりの再現回数が減ります。初回診断で両方とも合格基準に近い場合を除き、主科目は1つに固定し、4週ごとに受験科目を増やすか判定します。

免除期限と過去問得点で優先順位を決める

状況 優先 理由 次の判定
免除最終期が今回 残り科目を最優先 次期に失効科目が戻る 受験案内と免除申請を二重確認
残り1科目 その1科目に固定 学習の分散を避けられる 異なる2年度分で得点と再現性を確認
残り2科目、片方が50点台 50点台を主科目 合格圏までの未学習量が比較的小さい 4週後に新規過去問で再判定
残り3〜4科目、全部40点未満 基礎依存の大きい科目を1つ 全範囲を浅く回すより再現問題を増やす 記号・単位・基本式の白紙テスト

理論は電力・機械の計算基礎になりますが、常に理論が第1優先とは限りません。法規のみ残っている人、電力が55点で理論が25点の人、免除失効が次期に迫る人では順番が異なります。

12週の受験計画|時間ではなく完了条件を置く

主作業 完了条件 遅れたとき
1 4科目診断、免除期限表 誤答を未学習・再現不可・実行エラーに分類 受験科目を増やさない
2〜4 基礎と例題 基本式・単位・条文根拠を見ずに再現 未学習範囲を割り当て直す
5〜8 分野別過去問と翌日再テスト 同型問題を3問連続で根拠つき正解 問題数より誤答原因の未解消数を減らす
9〜10 科目通し演習 制限時間内に解答・見直し・マーク確認まで完了 得点不足の分野を主科目枠へ戻す
11 別年度の未見過去問 合格基準と根拠再現の両方を確認 新規教材を追加しない
12 誤答・持物・会場の最終確認 誤答リスト、電卓、受験情報を1か所に集約 睡眠を削って新範囲を追わない

「150時間学習した」だけでは、本番で式や条文を出せるか判定できません。完了条件を「過去問30問」ではなく「翌日も白紙から再現」にすると、数値の丸暗記と理解を分けられます。

科目別の入口を揃える

内部問題で数値を覚えた後は、必ず公式過去問で初見の文章と選択肢に戻ります。学習ページの正解数ではなく、公式形式を時間内に解き、別の日にも根拠を再現できることを受験科目の判定材料にします。

2026年度下期への実行チェック

  • 9月:4科目の初回診断、科目ごとの最終免除期、週の可処分時間を確定
  • 10月:主科目の基礎と分野別過去問を回し、CBT体験版と紙の解答を比較
  • 11月9〜26日:受験申込、免除申請、CBT/筆記選択、確認画面保存
  • 12月7日〜2027年1月7日:CBT選択者は会場と日時を予約
  • 2027年2月4〜28日/3月21日:CBT期間/筆記試験日に受験

CBTを選んだのに会場予約を完了しないと受験できません。申込受付とCBT予約は別タスクとして登録します。

公式確認先

まとめ|失効期・得点・可処分時間の順で決める

科目合格は、初合格後に申請で連続5回免除です。2024年度上期の初合格科目は2026年度下期が最終免除期、2026年度下期の初合格科目は2029年度上期までです。科目免除は自動ではないため、受験申込時に対象科目を確認します。

受験順序を全員共通にせず、まず失効が近い科目を保護し、次に過去問得点と根拠の再現性、最後に12週続けられる分数で絞ります。予定330分から余白60分を引いた例では、実行枠は270分/週。この枠で白紙再現と未見過去問が回る科目数を、次の受験科目にしてください。

制度・日程確認日/最終更新日:2026年8月31日

※当サイトの画像にはAI生成のものが含まれており、実際の機器・器具とは外観が異なる場合があります。問題・解答の内容には細心の注意を払っておりますが、誤りが含まれる可能性があります。学習の参考としてご活用いただき、最終的な確認は公式テキスト・法令等で行ってください。当サイトの情報に基づく判断によって生じた損害について、一切の責任を負いかねます。

内容の誤りやお気づきの点がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡いただけますと幸いです。正確な情報をお届けできるよう、随時修正してまいります。

-ロードマップ, 電験三種