ミニテスト 建築物環境衛生管理技術者

消毒法と溶液濃度計算 ミニテスト【第2回】

消毒法と溶液濃度計算」の内容から出題するミニテスト第2回(全5問)です。エタノール・次亜塩素酸ナトリウム・逆性石けん・ホルムアルデヒドなど化学的消毒法の特徴を正確に理解しているか確認しましょう。

消毒法と溶液濃度計算 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

エタノール消毒に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)濃度100%のエタノールが最も殺菌力が高い
(2)濃度70〜80%のエタノールが最も殺菌力が高い
(3)濃度50%以下のエタノールが最も殺菌力が高い
(4)エタノールは芽胞にも有効である
(5)エタノールの殺菌力は濃度に関係なく一定である

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正解:(2)濃度70〜80%のエタノールが最も殺菌力が高い
エタノールの殺菌力は70〜80%の濃度で最も高くなります。100%のエタノールは殺菌力がかえって低いのがポイントです。なぜなら、100%エタノールは脱水作用が強すぎて、細菌の表面タンパク質を急速に凝固させ「バリア」を作ってしまい、内部まで浸透しにくいからです。適度に水分が混ざった70〜80%のほうが、じわじわ浸透して効果的に殺菌できます。また、エタノールは芽胞には無効です。

第2問

次亜塩素酸ナトリウムによる消毒の特徴として、正しいものはどれか。

(1)消毒後に残留効果がない
(2)消毒後に残留効果があり、水道水の消毒に広く使われている
(3)有機物が存在しても消毒効果は変わらない
(4)金属に対する腐食作用がない
(5)酸性の洗剤と混合しても安全である

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正解:(2)消毒後に残留効果があり、水道水の消毒に広く使われている
次亜塩素酸ナトリウムの最大の特徴は残留効果があることです。水道水に塩素が残留することで、配水管の中でも微生物の繁殖を抑え続けます。これが紫外線消毒(残留効果なし)との決定的な違いです。ただし注意点として、有機物があると消毒効果が低下し、金属への腐食作用があり、酸性洗剤と混合すると有毒な塩素ガスが発生します(「まぜるな危険」の代表例)。

第3問

逆性石けん(陽イオン界面活性剤)に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)普通の石けん(陰イオン界面活性剤)と混合すると消毒効果が高まる
(2)普通の石けんと混合すると消毒効果が低下する
(3)逆性石けんは強い洗浄力を持つ
(4)逆性石けんはウイルスに対して特に高い効果を持つ
(5)逆性石けんは金属の消毒には使えない

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正解:(2)普通の石けんと混合すると消毒効果が低下する
逆性石けんは陽イオン界面活性剤、普通の石けんは陰イオン界面活性剤です。この2つを混合すると、プラスとマイナスが打ち消し合ってどちらの効果も低下します。そのため、逆性石けんで消毒する際は先に普通の石けんでよく洗い、十分にすすいでから逆性石けんを使う必要があります。逆性石けんには洗浄力はほとんどなく(名前に「石けん」とありますが)、消毒専用と理解しましょう。

第4問

芽胞に有効な消毒法として、正しいものはどれか。

(1)煮沸消毒
(2)エタノール消毒
(3)紫外線消毒
(4)逆性石けんによる消毒
(5)ホルムアルデヒドガスによる燻蒸

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正解:(5)ホルムアルデヒドガスによる燻蒸
芽胞(がほう)は細菌が形成する非常に頑丈な耐久構造で、煮沸・エタノール・紫外線・逆性石けんでは不活化できません。芽胞にも有効な消毒法の代表がホルムアルデヒドガスによる燻蒸(くんじょう)です。燻蒸とは密閉した空間にガスを充満させる方法で、部屋全体や大型機器の消毒に使われます。ただしホルムアルデヒドは人体に有害(発がん性あり)なため、作業後は十分な換気が必要です。

第5問

消毒法に関する記述として、誤っているものはどれか。

(1)次亜塩素酸ナトリウムは残留効果があり、水道水の消毒に最も広く使われている
(2)エタノールは70〜80%の濃度で最も高い殺菌力を示す
(3)逆性石けんは普通の石けんと併用すると相乗効果で消毒力が高まる
(4)ホルムアルデヒドガスによる燻蒸は芽胞にも有効である
(5)紫外線消毒は残留効果がなく、浸透力もない

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正解:(3)逆性石けんは普通の石けんと併用すると相乗効果で消毒力が高まる
逆性石けん(陽イオン)と普通の石けん(陰イオン)を混合すると、互いの効果を打ち消し合って低下します。「相乗効果」ではなく「拮抗作用」です。残りの選択肢はすべて正しい記述です。この問題で第1回・第2回の内容を横断的に確認できます。消毒法ごとの特徴(残留効果の有無、芽胞への効果、注意点)を整理しておきましょう。

解説記事で知識を復習しましょう。

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