ミニテスト 建築物環境衛生管理技術者

消毒法と溶液濃度計算 ミニテスト【第1回】

消毒法と溶液濃度計算」の内容から出題するミニテスト第1回(全5問)です。煮沸・蒸気・紫外線・ろ過など物理的消毒法の特徴と限界を正確に理解しているか確認しましょう。

消毒法と溶液濃度計算 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

紫外線消毒において、最も殺菌効果が高いとされる波長はどれか。

(1)200.0 nm
(2)253.7 nm
(3)300.5 nm
(4)365.0 nm
(5)400.0 nm

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正解:(2)253.7 nm
紫外線消毒で最も殺菌力が高い波長は253.7 nmです。この数値はビル管理士試験で頻出なので、そのまま丸暗記してください。紫外線ランプ(殺菌灯)はこの波長を中心に照射する設計になっています。(4)の365 nmはブラックライト(UVA)の波長であり、殺菌目的では使いません。

第2問

紫外線消毒に関する記述として、誤っているものはどれか。

(1)微生物のDNAに作用して殺菌効果を発揮する
(2)浸透力がなく、影の部分には効果が及ばない
(3)消毒後に残留効果がある
(4)水の消毒にも利用される
(5)空気の消毒にも利用される

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正解:(3)消毒後に残留効果がある
紫外線消毒には残留効果がありません。照射をやめた瞬間に殺菌作用は消えるため、照射後に新たに入ってきた微生物には無効です。これが塩素消毒(残留効果あり)との大きな違いです。また紫外線は浸透力がないため、光が当たらない影の部分や濁った水の内部には効果が届きません。「残留効果なし・浸透力なし」はセットで覚えましょう。

第3問

煮沸消毒に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)100℃で15〜20分間煮沸すれば、芽胞も含めて完全に滅菌できる
(2)100℃で15〜20分間煮沸するが、芽胞には無効である
(3)80℃で5分間煮沸すれば十分な消毒効果が得られる
(4)煮沸消毒は化学的消毒法に分類される
(5)煮沸消毒は蒸気消毒よりも高い殺菌力を持つ

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正解:(2)100℃で15〜20分間煮沸するが、芽胞には無効である
煮沸消毒は100℃で15〜20分間行いますが、芽胞(がほう)には効きません。芽胞は細菌が形成する耐久構造で、100℃の煮沸にも耐えることができます。芽胞を含めて完全に滅菌するには、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌:121℃・15〜20分)が必要です。「煮沸=消毒であって滅菌ではない」と理解しておきましょう。

第4問

クリプトスポリジウムの対策として有効な物理的消毒法はどれか。

(1)煮沸消毒
(2)塩素消毒
(3)ろ過
(4)紫外線消毒
(5)オゾン消毒

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正解:(3)ろ過
クリプトスポリジウムは塩素消毒に強い耐性を持つ原虫で、通常の塩素処理では不活化できません。そのため水道の浄水処理ではろ過によって物理的に除去することが最も確実な対策とされています。試験では「クリプトスポリジウム=塩素が効かない=ろ過で除去」というセットが頻出です。紫外線もある程度有効ですが、最も確実で一般的な対策として問われるのはろ過です。

第5問

蒸気消毒に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)80℃の流通蒸気で10分間行う
(2)100℃の流通蒸気で30〜60分間行う
(3)121℃の加圧蒸気で5分間行う
(4)蒸気消毒は芽胞にも有効である
(5)蒸気消毒は紫外線消毒よりも浸透力が低い

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正解:(2)100℃の流通蒸気で30〜60分間行う
蒸気消毒は100℃の流通蒸気(常圧)で30〜60分間行います。煮沸消毒(15〜20分)より長時間かかりますが、水に浸けられない大きな器具や寝具なども消毒できる利点があります。なお、蒸気消毒も煮沸消毒と同じく芽胞には無効です。(3)の121℃・加圧蒸気はオートクレーブ(高圧蒸気滅菌)であり、蒸気消毒とは別物です。「流通蒸気=100℃=消毒」「加圧蒸気=121℃=滅菌」と区別しましょう。

解説記事で知識を復習しましょう。

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