ミニテスト 建築物環境衛生管理技術者

空調方式の種類と特徴 ミニテスト【第1回】

空調方式の種類と特徴」の内容から出題するミニテスト第1回(全5問)です。中央方式と個別方式の違い、CAV・VAV・FCUの基本をチェックしましょう。

空調方式の種類と特徴 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

中央方式(セントラル方式)の空調に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)各室にパッケージエアコンを設置する方式である
(2)ダクトが不要で設置が簡単である
(3)機械室の大型空調機で空気を処理し、ダクトで各室に送る方式である
(4)テナントの入退去に合わせて増設・移動が容易である
(5)小規模な建物に最も適している

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正解:(3)機械室の大型空調機で空気を処理し、ダクトで各室に送る方式である
中央方式は機械室のAHU(空気調和機)で空気を一括処理し、ダクトを通じて各室に送る方式です。大規模ビル・病院・劇場に適しています。(1)パッケージエアコン設置、(2)ダクト不要、(4)増設が容易、(5)小規模向けは、いずれも個別方式の特徴です。中央方式はダクトスペースが必要で初期コストが大きい反面、一括管理が可能で騒音が少ないメリットがあります。

第2問

定風量方式(CAV)と変風量方式(VAV)に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)CAVは送風量を変えて室温を制御する方式である
(2)VAVは送風温度を変えて室温を制御する方式である
(3)CAVは各室ごとの個別温度制御が容易である
(4)VAVは送風温度を一定にして、送風量を変えて室温を制御する方式である
(5)VAVはCAVより換気量が安定している

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正解:(4)VAVは送風温度を一定にして、送風量を変えて室温を制御する方式である
CAV(Constant Air Volume)=送風量が一定送風温度を変えて制御。VAV(Variable Air Volume)=送風温度が一定送風量を変えて制御。(1)と(2)は説明が逆です。CAVは全室に同じ温度の空気を送るため個別制御が困難で、VAVは各室のVAVユニットで風量を調整できるため個別制御が可能です。換気量はCAVのほうが安定し、VAVは低負荷時に不足する恐れがあります。

第3問

全水方式の空調に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)空気のみで熱を搬送する方式である
(2)空気と水の両方で熱を搬送する方式である
(3)水のみで熱を搬送するため、換気機能がない
(4)換気量が最も安定した方式である
(5)大型のダクトが必要な方式である

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正解:(3)水のみで熱を搬送するため、換気機能がない
全水方式は冷温水だけで各室に熱を運ぶ方式です。空気を送り込まないため新鮮な外気を取り入れる機能がなく、換気が必要な場合は別途換気設備を設ける必要があります。「全水方式は換気ができない」は頻出ポイントです。(1)は全空気方式、(2)は空気-水方式の説明です。ダクトが必要なのは全空気方式であり、全水方式は配管のみで済みます。

第4問

ファンコイルユニット(FCU)に関する記述として、誤っているものはどれか。

(1)各室に設置する小型の空調装置である
(2)ファンと熱交換コイルで構成される
(3)各室ごとの温度制御が可能である
(4)ダクトが不要で配管のみで設置できる
(5)FCU単体で十分な換気量を確保できる

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正解:(5)FCU単体で十分な換気量を確保できる
FCUは室内空気を循環させて冷暖房するだけで、新鮮な外気を取り入れる機能はありません。建築物衛生法のCO2基準1,000 ppm以下を満たすには、別途外気処理用のAHUが必要です。だからFCUは通常「FCU+外気処理」の組み合わせで使われ、空気-水方式に分類されます。ホテルの客室で個別に温度調節できるのはFCUのおかげですが、廊下側のダクトから新鮮空気が別途供給されています。

第5問

空調方式の分類に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)全空気方式の代表例はファンコイルユニット方式である
(2)空気-水方式の代表例はCAV方式(定風量方式)である
(3)ファンコイルユニット+外気処理は空気-水方式に分類される
(4)全水方式は二重ダクト方式のことである
(5)パッケージエアコンは全空気方式に分類される

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正解:(3)ファンコイルユニット+外気処理は空気-水方式に分類される
FCU(で冷暖房)+外気処理用AHU(空気で換気)の組み合わせは、空気と水の両方を使うため空気-水方式に分類されます。(1)FCUは空気-水方式(または全水方式)であり全空気方式ではない。(2)CAVは全空気方式であり空気-水方式ではない。(4)二重ダクトは全空気方式。(5)パッケージエアコンは中央方式ではなく個別方式に分類されます。

解説記事で知識を復習しましょう。

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