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配電方式と配電計算 ミニテスト【第2回】

配電方式と配電計算」のミニテスト第2回(全5問)です。

配電方式と配電計算 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

各配電方式の電圧降下の係数について、正しい組み合わせはどれか。

(1)単相2線式:1、単相3線式:2、三相3線式:√3
(2)単相2線式:2、単相3線式:1、三相3線式:√3
(3)単相2線式:√3、単相3線式:1、三相3線式:2
(4)単相2線式:2、単相3線式:√3、三相3線式:1
(5)単相2線式:1、単相3線式:√3、三相3線式:2

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正解:(2)単相2線式:2、単相3線式:1、三相3線式:√3
単2は2、単3は1、三3は√3」と覚えましょう。
単相2線式の係数が 2 なのは往復 2 本分の降下。単相3線式が 1 なのは中性線のおかげで片道分だけだからです。

第2問

三相3線式配電線路で、線電流 I = 50 A、1線あたりの抵抗 R = 0.6 Ω のとき、電力損失 [W] はどれか。

(1)1,500
(2)3,000
(3)4,500
(4)6,000
(5)7,500

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正解:(3)4,500
Ploss = 3I²R
= 3 × 50² × 0.6
= 3 × 2,500 × 0.6
= 4,500 W
三相3線式は 3 本の電線それぞれで損失が生じるので、係数「3」を掛けます。

第3問

有効電力 P = 600 kW、力率 cosθ = 0.8(遅れ)の負荷がある。力率を 1.0 に改善するために必要な進相コンデンサの容量 [kvar] はどれか。

(1)300
(2)360
(3)450
(4)480
(5)600

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正解:(3)450
Qc = P(tanθ₁ − tanθ₂)
cosθ₁ = 0.8 → tanθ₁ = 0.6 ÷ 0.8 = 0.75
cosθ₂ = 1.0 → tanθ₂ = 0
Qc = 600 ×(0.75 − 0)= 450 kvar
力率1.0にする場合は tanθ₂ = 0 なので、P × tanθ₁ だけで求められます。

第4問

単相2線式配電線路で、1線あたりの抵抗 R = 0.2 Ω、リアクタンス X = 0.15 Ω、負荷電流 I = 30 A、力率 cosθ = 0.8(遅れ)のとき、電圧降下 [V] はどれか。

(1)9
(2)12
(3)15
(4)18
(5)24

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正解:(3)15
単相2線式の電圧降下:v = 2I(R cosθ + X sinθ)
cosθ = 0.8 → sinθ = 0.6
= 2 × 30 ×(0.2 × 0.8 + 0.15 × 0.6)
= 60 ×(0.16 + 0.09)
= 60 × 0.25 = 15 V
単相2線式の係数は「2」です。R・X 両方がある場合も公式に当てはめるだけです。

第5問

三相4線式配電方式の特徴として、正しいものはどれか。

(1)電線は 2 本で 100 V が取り出せる
(2)電線は 3 本で三相動力のみ使用できる
(3)電線は 4 本で単相・三相の両方の負荷に対応できる
(4)中性線がないため構造がシンプルである
(5)住宅用に最も多く採用されている

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正解:(3)電線は 4 本で単相・三相の両方の負荷に対応できる
三相4線式は、3本の電力線+1本の中性線の計 4 本で構成されます。線間電圧から三相動力、相電圧(中性線との間)から単相の照明やコンセントの両方を取り出せます。大規模なビルなどで使用されます。

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