ミニテスト 建築物環境衛生管理技術者

ボイラ・冷却塔・蓄熱槽 ミニテスト【第2回】

ボイラ・冷却塔・蓄熱槽」の内容から出題するミニテスト第2回(全5問)です。レジオネラ対策やボイラの種類別特徴を確認しましょう。

ボイラ・冷却塔・蓄熱槽 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

冷却塔のレジオネラ属菌対策として、誤っているものはどれか。

(1)殺菌剤(塩素系・非塩素系)を投入する
(2)冷却塔の水槽や充填材を定期的に清掃する
(3)ブロー(排水)で冷却水の一部を入れ替える
(4)定期的にレジオネラ属菌の水質検査を行う
(5)冷却水の温度を50℃以上に保つ

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正解:(5)冷却水の温度を50℃以上に保つ
冷却塔の目的は冷却水を冷やすことであり、温度を50℃以上に保つことは冷却塔の機能と矛盾します。レジオネラ属菌は20〜50℃で繁殖しやすいですが、冷却塔では冷却水を高温に保つのではなく、殺菌剤の投入・定期清掃・ブロー(排水)・水質検査で細菌の繁殖を防ぎます。給湯設備では60℃以上に保つ対策が有効ですが、冷却塔とは状況が異なります。

第2問

冷却塔のエリミネータの役割として、正しいものはどれか。

(1)冷却水を加熱する
(2)冷却水中の不純物を除去する
(3)冷却塔から飛散する水滴(ドリフト)を防止する
(4)冷却水の水位を調整する
(5)冷却塔のファンの回転を制御する

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正解:(3)冷却塔から飛散する水滴(ドリフト)を防止する
エリミネータは冷却塔の上部に設置され、排気に含まれる飛散水(ドリフト)を捕捉して外部への水滴飛散を最小限に抑える装置です。レジオネラ属菌が冷却水に含まれている場合、飛散水とともに周囲に拡散するリスクがあるため、エリミネータは感染予防の観点からも重要です。ビル管理士としてエリミネータの汚れや破損がないか定期的にチェックする必要があります。

第3問

鋳鉄製ボイラに関する記述として、正しいものはどれか。

(1)蒸気と温水の両方を供給できる
(2)温水専用であり、蒸気を作ることはできない
(3)保有水量が少なく起動が速い
(4)セクションの追加による容量変更はできない
(5)貫流ボイラの一種である

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正解:(2)温水専用であり、蒸気を作ることはできない
鋳鉄製ボイラは温水専用(蒸気不可)のボイラです。鋳鉄の材質上、高圧に耐えられないため蒸気の発生には向きません。セクション(鋳鉄製のブロック)の追加・取り外しで容量変更が可能な点がメリットです。(3)の「保有水量が少なく起動が速い」は貫流ボイラの特徴です。鋳鉄製ボイラはビルの暖房用温水ボイラとして広く使われています。

第4問

貫流ボイラに関する記述として、正しいものはどれか。

(1)保有水量が多く、負荷変動への対応が遅い
(2)保有水量が少なく、起動が速い
(3)鋳鉄製のセクションで構成される
(4)蒸気を作ることができない温水専用ボイラである
(5)ボイラー技士の資格が不要である

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正解:(2)保有水量が少なく、起動が速い
貫流ボイラは管内に少量の水を通しながら一気に蒸気に変える方式で、保有水量が少ないのが最大の特徴です。そのため起動が速く、負荷変動への追従性が良い。小型ビル向きで、コンパクトに設置できます。(1)の「保有水量が多い」は炉筒煙管ボイラの特徴。(3)は鋳鉄製ボイラ。貫流ボイラは法的にボイラーに該当するため、ボイラー技士の資格が必要です。

第5問

氷蓄熱のCOPが水蓄熱より低い理由として、正しいものはどれか。

(1)氷蓄熱は蓄熱密度が低いため効率が悪い
(2)氷蓄熱は蓄熱槽の容積が大きいため熱ロスが多い
(3)製氷のために冷凍機をより低温で運転する必要があるため
(4)氷蓄熱は夜間ではなく昼間に製氷するため電力コストが高い
(5)氷蓄熱は冷却塔が不要なため効率が下がる

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正解:(3)製氷のために冷凍機をより低温で運転する必要があるため
通常の冷房用冷水は約7℃ですが、製氷には−5℃程度のブライン(不凍液)が必要です。冷凍機の蒸発温度をより低く設定するため、圧縮機の仕事量が増加し、結果的にCOPが低下します。氷蓄熱は蓄熱密度が高いので容積は小さくて済みます((1)(2)は逆)。製氷は夜間に行います。冷却塔は氷蓄熱でも使用します。

解説記事で知識を復習しましょう。

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