法規

【電験三種・法規】電気設備技術基準・総則と電路の絶縁(電圧区分・絶縁抵抗・絶縁耐力試験)

結論:電技は「電気設備の安全ルールブック」

電気設備技術基準(電技)は、電気設備の技術的な安全基準を定めた省令です。法規科目で最も出題されるテーマで、具体的な数値を覚える必要があります。

絶縁抵抗の基準

電路の使用電圧 絶縁抵抗値
300V以下(対地電圧150V以下) 0.1 MΩ 以上
300V以下(その他) 0.2 MΩ 以上
300V超 0.4 MΩ 以上

暗記のコツ:0.1 → 0.2 → 0.4」と倍々。「対地150V以下(単相100V回路)が0.1MΩ」がスタートです。

絶縁耐力試験

電路が規定の電圧に耐えられるか確認する試験です。

電路の種類 試験電圧 試験時間
最大使用電圧
7,000V以下
最大使用電圧の1.5倍 10分間
最大使用電圧
7,000V超〜60,000V以下
最大使用電圧の1.25倍 10分間

頻出計算:6,600V受電の場合、最大使用電圧 = 6,600 × 1.15/1.1 ≈ 6,900V(公称電圧の1.15/1.1倍)。試験電圧 = 6,900 × 1.5 = 10,350Vを10分間印加します。

電路の絶縁の原則

電路は大地から絶縁しなければなりません。ただし以下は例外です:

  • 接地工事の接地線
  • 電気炉など大地を利用する装置
  • 電気防食装置

理解度チェック

【第1問】

使用電圧200V(対地電圧200V)の低圧電路の絶縁抵抗の最小値 [MΩ] はいくらか。

(1) 0.1 (2) 0.2 (3) 0.3 (4) 0.4 (5) 1.0

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正解:(2) 0.2

300V以下で対地電圧が150Vなので0.2 MΩ以上です。対地電圧150V以下なら0.1MΩです。

【第2問】

最大使用電圧7,000V以下の電路の絶縁耐力試験で印加する電圧は、最大使用電圧の何倍か。

(1) 1.0倍 (2) 1.1倍 (3) 1.25倍 (4) 1.5倍 (5) 2.0倍

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正解:(4) 1.5倍

7,000V以下は1.5倍、7,000V超〜60,000V以下は1.25倍です。

【第3問】

単相100V(対地電圧100V)の低圧回路の絶縁抵抗値として、適切な最小値はどれか。

(1) 0.05 MΩ (2) 0.1 MΩ (3) 0.2 MΩ (4) 0.4 MΩ (5) 1.0 MΩ

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正解:(2) 0.1 MΩ

300V以下で対地電圧150V以下(100V回路)なので0.1 MΩ以上です。

【第4問】

絶縁耐力試験の印加時間はどれか。

(1) 1分間 (2) 5分間 (3) 10分間 (4) 30分間 (5) 60分間

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正解:(3) 10分間

絶縁耐力試験は規定の試験電圧を連続10分間印加して、絶縁破壊しないことを確認します。

まとめ

  • 絶縁抵抗:対地150V以下→0.1MΩ、300V以下→0.2MΩ、300V超→0.4MΩ
  • 絶縁耐力試験:7,000V以下→1.5倍、7,000V超→1.25倍、10分間
  • 電路の絶縁が原則(接地線等は例外)

次の記事では、「接地工事」を学びます。A種〜D種の接地抵抗値を整理しましょう。

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