ミニテスト 建築物環境衛生管理技術者

環境測定機器と測定法 ミニテスト【第1回】

環境測定機器と測定法」の内容から出題するミニテスト第1回(全5問)です。測定機器と物理量の対応・CO2/COの測定法・グローブ温度計の特徴をチェックしましょう。

環境測定機器と測定法 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

空気環境の測定機器に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)アスマン通風乾湿計は自然通風で温度と湿度を測定する
(2)グローブ温度計は室内の気流を測定する機器である
(3)CO2の測定には定電位電解法が用いられる
(4)熱線式風速計は加熱した線の冷却度合いから風速を測定する
(5)カタ温度計はCO濃度を測定する機器である

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正解:(4)熱線式風速計は加熱した線の冷却度合いから風速を測定する
熱線式風速計は細い金属線を電気で加熱し、空気の流れで冷却される度合いから風速を算出します。室内の微風速測定(基準値0.5 m/s以下)に最適です。アスマン通風乾湿計は強制通風(自然通風ではない)で測定。グローブ温度計は放射熱を含む温度を測定。CO2の測定はNDIR、COは定電位電解法です。

第2問

CO2とCOの測定法に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)CO2の測定には定電位電解法が用いられる
(2)COの測定にはNDIR法が用いられる
(3)CO2の測定にはNDIR(非分散型赤外線吸収法)が用いられる
(4)CO2とCOは同じ方法で測定できる
(5)NDIRは電気化学反応を利用した方法である

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正解:(3)CO2の測定にはNDIR(非分散型赤外線吸収法)が用いられる
NDIR(Non-Dispersive InfraRed=非分散型赤外線吸収法)はCO2特定波長の赤外線を吸収する性質を利用した測定法です。COの測定には定電位電解法(電気化学反応を利用)が用いられます。CO2とCOで測定原理が全く異なることが超頻出ポイントです。

第3問

グローブ温度計に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)直径5cmの白い球を使用する
(2)測定は1〜2分程度で完了する
(3)黒球が放射熱を吸収して温度を測定する
(4)乾球温度と同じ値を示す
(5)グローブ温度はWBGTの算出に使用しない

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正解:(3)黒球が放射熱を吸収して温度を測定する
グローブ温度計は直径15cmの黒い銅球の中心に温度計を入れた装置です。黒球が周囲の放射熱(輻射熱)を吸収するため、普通の温度計では測れない熱放射の影響を含んだ温度を測定できます。測定には10〜20分かかります。グローブ温度はWBGT(暑さ指数)平均放射温度(MRT)の算出に使用します。

第4問

アスマン通風乾湿計に関する記述として、誤っているものはどれか。

(1)2本の温度計(乾球と湿球)を内蔵している
(2)ファンで一定の風速(約3〜4 m/s)で通風して測定する
(3)湿球にガーゼを巻き、蒸留水で湿らせて使用する
(4)電気式温湿度計の較正に使用される基準器である
(5)読み取りは瞬時に行え、待ち時間は不要である

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正解:(5)読み取りは瞬時に行え、待ち時間は不要である
アスマン通風乾湿計は読み取りに3〜5分の待ち時間が必要です。「瞬時に読める」は誤りです。ファンを回してから湿球温度が安定するまで待つ必要があり、ここを省くと正確な湿度が出ません。しかしこの精度の高さから温度・湿度の基準器として位置づけられ、電気式温湿度計の較正にも使用されます。

第5問

空気環境の測定に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)測定は空調の運転開始直後に行うのが望ましい
(2)測定位置は床上200cm以上の高さで行う
(3)測定は居室の窓際で行うのが基本である
(4)空気環境の6項目は2ヶ月以内ごとに1回測定する
(5)測定中は窓を開放して換気を十分に行う

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正解:(4)空気環境の6項目は2ヶ月以内ごとに1回測定する
空気環境の6項目(浮遊粉じん〜気流)は2ヶ月以内ごとに1回測定します。測定は空調が安定している時間帯(始業後2時間程度)に行います。測定高さは75〜150cm(着席者の呼吸域)。測定位置は居室の中央部。測定中は通常の使用状態を保ち、窓の開閉は避けます。

解説記事で知識を復習しましょう。

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