ミニテスト 建築物環境衛生管理技術者

音・振動の工学と防音 ミニテスト【第1回】

音・振動の工学と防音」の内容から出題するミニテスト第1回(全5問)です。dB加算の基本・質量則・D値とL値・床衝撃音・防振対策をチェックしましょう。

音・振動の工学と防音 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

dBの加算に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)60 dB + 60 dB = 120 dBである
(2)同じ音圧レベルの音源が2つあると合成値は+6 dBになる
(3)同じ音圧レベルの音源が2つあると合成値は+3 dBになる
(4)60 dB + 60 dB = 60 dBのままである
(5)dBは単純な足し算ができる

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正解:(3)同じ音圧レベルの音源が2つあると合成値は+3 dBになる
dBは対数で表されるため単純な足し算はできません。同じ音圧レベルの音源が2つある場合、合成値は元の値に+3 dBです。60 dB + 60 dB = 63 dB(120 dBではない)。これは音のエネルギーが2倍になることに相当し、10 log10(2) ≈ 3 から導かれます。

第2問

質量則に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)壁の面密度が2倍になると透過損失は約3 dB増加する
(2)壁が軽いほど遮音性能が高い
(3)壁の面密度が2倍になると透過損失は約6 dB増加する
(4)高い周波数の音ほど壁を透過しやすい
(5)周波数が2倍になると透過損失は約3 dB増加する

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正解:(3)壁の面密度が2倍になると透過損失は約6 dB増加する
質量則により、壁の面密度(kg/m2)が2倍になると透過損失は約6 dB増加します。つまり重い壁ほど遮音性能が高いです。また周波数が2倍になっても透過損失は約6 dB増加するため、低い音(低周波)ほど壁を透過しやすいのです。

第3問

D値とL値に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)D値が小さいほど遮音性能が高い
(2)L値が大きいほど床衝撃音の遮断性能が高い
(3)D値が大きいほど遮音性能が高く、L値が小さいほど床衝撃音の遮断性能が高い
(4)D値とL値は同じ方向で評価する
(5)D値もL値も大きいほど性能が良い

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正解:(3)D値が大きいほど遮音性能が高く、L値が小さいほど床衝撃音の遮断性能が高い
D値(室間遮音等級)は大きい方が良い(遮音性能が高い)、L値(床衝撃音等級)は小さい方が良い(衝撃音が小さい)です。この逆転関係がひっかけで出題されます。D-50は一般事務所、L-50以下が推奨されています。

第4問

床衝撃音に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)重量床衝撃音はカーペットで効果的に低減できる
(2)軽量床衝撃音は床仕上げ材で低減しやすい
(3)重量床衝撃音は高い周波数成分が多い
(4)軽量床衝撃音は床スラブを厚くしないと低減できない
(5)床衝撃音のL値は大きいほど性能が良い

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正解:(2)軽量床衝撃音は床仕上げ材で低減しやすい
軽量床衝撃音(スプーンを落とすなどの軽い衝撃)は高い周波数が多く、カーペット等の仕上げ材で低減しやすいです。重量床衝撃音(飛び跳ねなどの重い衝撃)は低い周波数が多く、仕上げ材では低減しにくいため、床スラブの厚さを増す必要があります。L値は小さいほど性能が良いです。

第5問

防振対策に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)防振架台は配管内のゴミを除去する装置である
(2)防振継手はポンプの逆流を防止する装置である
(3)慣性基礎は軽い台の上に機器を設置する方法である
(4)防振架台はバネやゴムで機器を支え、振動の伝達を防ぐ
(5)防振対策は騒音には効果がない

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正解:(4)防振架台はバネやゴムで機器を支え、振動の伝達を防ぐ
防振架台は空調機やポンプをバネやゴムで支えた架台に設置し、振動が建物に伝わるのを防ぐ装置です。防振継手は配管とポンプの間に挿入して振動の伝達を遮断します。慣性基礎重いコンクリート台の上に機器を設置し、質量を増やして振動を減衰させます。振動が伝わると上の階で「ブーン」という低い音として聞こえるため、防振は騒音対策にも直結します。

解説記事で知識を復習しましょう。

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