ミニテスト 建築物環境衛生管理技術者

音・振動の工学と防音 ミニテスト【第2回】

音・振動の工学と防音」の内容から出題するミニテスト第2回(全5問)です。dB加算の早見表・NC値・低周波音の透過・A特性・防振架台と慣性基礎の違いをチェックしましょう。

音・振動の工学と防音 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

dBの加算に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)70 dBと67 dBの合成値は137 dBである
(2)2つの音源の差が10 dB以上の場合、小さい音は無視できる
(3)2つの音源の差が3 dBの場合、大きい方に+3 dBする
(4)2つの音源の差が6 dBの場合、大きい方に+3 dBする
(5)差がある場合は常に+3 dBする

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正解:(2)2つの音源の差が10 dB以上の場合、小さい音は無視できる
dB加算の早見表では、2つの音源の差が0 dB→+3、3 dB→+2、6 dB→+1、10 dB以上→+0(小さい音は無視)です。差が10 dB以上あると小さい方の音は合成値にほとんど影響しません。例えば70 dBと55 dBなら差が15 dBなので、合成値は約70 dBのままです。

第2問

NC値(室内騒音等級)に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)NC値が大きいほど静かな環境である
(2)NC-35〜40は一般事務所の目安である
(3)NC値は壁の遮音性能を表す
(4)NC値が小さいほどうるさい環境である
(5)NC値はD値と同じ意味である

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正解:(2)NC-35〜40は一般事務所の目安である
NC値(室内騒音等級)は室内の許容騒音レベルを表す指標で、NC値が小さいほど静かな環境です。一般事務所はNC-35〜40が目安です。NC値は室内の騒音レベルの指標であり、壁の遮音性能(D値)とは異なります。

第3問

低周波音に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)低い周波数の音は壁で遮断しやすい
(2)質量則により、低い周波数ほど透過損失が大きい
(3)低い周波数の音は壁を透過しやすい
(4)高い周波数の音ほど壁を透過しやすい
(5)低い周波数と高い周波数で遮音性能は同じである

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正解:(3)低い周波数の音は壁を透過しやすい
質量則により、周波数が低いほど透過損失が小さくなるため、低い音は壁を透過しやすいです。隣室から聞こえてくるのが低音のドンドンという音(音楽の重低音、上階の足音など)で、高い音(会話のサ行など)はあまり聞こえないのはこのためです。

第4問

A特性(dBA)に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)A特性は周波数補正を行わない生の音圧レベルである
(2)A特性は人間の耳の感度に合わせた周波数補正を加えた値である
(3)A特性は低い周波数の音を強調する補正である
(4)A特性は主に振動の測定に使用される
(5)A特性は音圧レベルの単位である

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正解:(2)A特性は人間の耳の感度に合わせた周波数補正を加えた値である
A特性(dBA)人間の耳の感度に合わせた周波数補正を加えた騒音レベルです。人間の耳は低い周波数の音に対して感度が低いため、A特性では低周波を減衰させて補正します。最も一般的に使用される騒音の評価値であり、環境騒音や空調騒音の測定に使われます。

第5問

防振架台と慣性基礎に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)防振架台は重いコンクリート台を使用する
(2)慣性基礎はバネやゴムで機器を支える方法である
(3)防振架台はバネやゴムで振動を吸収し、慣性基礎は重い台で振動を減衰させる
(4)慣性基礎は小型機器に使用し、防振架台は大型機器専用である
(5)防振架台と慣性基礎は同じ原理で動作する

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正解:(3)防振架台はバネやゴムで振動を吸収し、慣性基礎は重い台で振動を減衰させる
防振架台バネやゴムで機器を支え、振動を弾性的に吸収します。慣性基礎重いコンクリート台の上に機器を設置し、質量を増やして振動を減衰させます。両者は原理が異なり、防振架台は弾性的な絶縁、慣性基礎は質量による減衰です。実際には両方を組み合わせて使うこともあります。

解説記事で知識を復習しましょう。

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