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電気設備技術基準(接地工事) ミニテスト【第3回】

「電気設備技術基準(接地工事)」のミニテスト第3回(全5問)です。

電気設備技術基準(接地工事) ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

6,600 V/200 V変圧器の高低圧混触で低圧側の対地電圧が150 Vを超えるとき、高圧側の電路を1秒以内に自動遮断する。高圧側の1線地絡電流Ig=5 Aとして、17-1表によるB種接地抵抗の上限はいくらか。

(1)30 Ω
(2)50 Ω
(3)100 Ω
(4)120 Ω
(5)150 Ω

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正解:(4)120 Ω
混触時の電位上昇と高圧側自動遮断の条件を満たすので、(4)の600÷5=120 Ωです。(1)の30 Ωは基本の150÷5による値で、本問の緩和後の上限ではありません。
(2)の50 Ω、(3)の100 Ωも実測値なら上限内ですが、求める上限とは異なります。(5)の150 Ωは上限超過です。1秒超〜2秒以下なら300÷5=60 Ωとなります。低圧側の漏電遮断器が速いだけでは、この高圧側の遮断条件を満たしたことにはなりません。確認先:解釈第17条・17-1表、第24条。

第2問

解釈第17条に基づき、通常の軟銅単線をA種又はD種の接地線に用いる場合、正しい記述はどれか。移動機器の可とう部分等の別規定は使わない。

(1)接地の種類によらず、直径1.6 mmなら故障電流に関係なく使える
(2)A種は直径2.6 mm以上、D種は直径1.6 mm以上という寸法条件に加え、故障電流を安全に通せることが必要である
(3)すべての接地線に直径2.0 mm以上という一律の条件がある
(4)接地抵抗が小さければ、接地線の通電能力は確認しなくてよい
(5)直径1.6 mmの単線は、断面積も1.6 mm²である

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正解:(2)寸法条件と故障電流の通電能力を両方確認する
(2)のとおり、D種だから電流が小さいと決めつけず、流れ得る故障電流を安全に通せる線を選びます。
(1)はA種の寸法条件と通電能力を無視しています。(3)は一律の2.0 mm規定との誤解、(4)は接地抵抗と接地線の能力の混同です。(5)は長さと面積の混同で、直径1.6 mmなら断面積はπ×1.6²÷4≒2.01 mm²です。mmとmm²を同じ数字で置き換えません。確認先:解釈第17条第1項第2号・第4項第2号。

第3問

高圧と低圧を結合する変圧器の低圧側電路に施すB種接地工事の役割として、最も直接的なものはどれか。

(1)低圧機器の外箱に施すD種接地を一律に不要にする
(2)高低圧の混触時に、低圧側の電位上昇による危険を減らす
(3)避雷器の接地を一律に代替する
(4)通常の電力損失を減らす
(5)負荷電流による電圧降下をなくす

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正解:(2)混触時の低圧側の電位上昇による危険を減らす
(2)がB種を施す役割です。混触は高圧側と低圧側が絶縁不良などで電気的につながる事故です。接地しても電位が必ず0 Vになるわけではありません。
(1)の外箱接地、(3)の避雷器接地は別に条件を確認し、B種があれば一律に不要とはなりません。(4)の損失、(5)の通常の電圧降下をなくすための接地でもありません。原則は低圧側中性点ですが、300 V以下で中性点に施し難い場合の1端子や、非接地低圧電路の混触防止板などの規定もあります。確認先:省令第12条、解釈第24条。

第4問

低圧電路の地絡時に0.5秒以内でその電路を自動遮断する装置を施設する。解釈第17条第4項第1号により、D種接地抵抗を緩和した場合の上限を示すものはどれか。

(1)10 Ω以下
(2)50 Ω以下
(3)100 Ω以下
(4)200 Ω以下
(5)500 Ω以下

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正解:(5)500 Ω以下
(5)は基本の100 Ω以下に対する緩和後の上限です。(1)の10 Ω、(2)の50 Ω、(3)の100 Ω、(4)の200 Ωは測定値なら緩和後の基準内ですが、その上限を表す選択肢ではありません。
C種も第17条第3項第1号の同じ地絡・遮断時間条件で500 Ω以下とできます。条文の条件に「定格感度電流0.5 A以下」はありません。接地を省略できるという意味でもなく、外箱接地の省略は第29条等の別条件で判断します。確認先:解釈第17条第3・4項。

第5問

機械器具の鉄台・金属製外箱等について、解釈第29条第1項・29-1表でA種接地とする電圧区分を、すべて挙げたものはどれか。同条の例外や特例は使わない。

(1)高圧のみ
(2)特別高圧のみ
(3)高圧および特別高圧
(4)すべての低圧
(5)電圧区分によらず変圧器の低圧側中性点

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正解:(3)高圧および特別高圧
(3)が表のA種の区分をすべて含みます。(1)は特別高圧が抜け、(2)は高圧が抜けています。
(4)の低圧の鉄台・金属製外箱等は、基本的に300 V超がC種、300 V以下がD種です。(5)は外箱等の電圧区分ではなくB種接地を施す箇所との混同です。「変圧器なら接地はすべてB種」とせず、高圧変圧器の外箱と低圧側電路を分けます。例外・省略を使う場合は、その条項の条件を別途確認します。確認先:解釈第24・29条。

法令確認・訂正:2026年11月7日。電気設備に関する技術基準を定める省令(2023年3月20日施行版)第10〜12条、経済産業省「電気設備の技術基準の解釈」(2025年11月20日改正版)第17・24・29条を参照しました。省令と解釈では条番号が異なります。受験時はその回の適用法令を確認してください。

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