ミニテスト 建築物環境衛生管理技術者

ダクト・吹出口・送風機 ミニテスト【第3回】

ダクト・吹出口・送風機」の内容から出題するミニテスト第3回(全5問)です。送風機の法則の計算・ダクト設計法の違い・吹出口の選定など発展5問に挑戦しましょう。

ダクト・吹出口・送風機 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

送風機の法則の応用に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)VAV方式で送風量を70%にすると、軸動力は約70%になる
(2)VAV方式で送風量を70%にすると、軸動力は約49%になる
(3)VAV方式で送風量を70%にすると、軸動力は約34%になる
(4)VAV方式で送風量を50%にすると、軸動力は約25%になる
(5)VAV方式で送風量を50%にすると、軸動力は約50%になる

解答を見る

正解:(3)VAV方式で送風量を70%にすると、軸動力は約34%になる
送風機の法則では軸動力は回転数の3乗に比例し、風量は回転数に比例します。つまり風量を70%にすると回転数も70%になり、軸動力は0.73 = 0.343(約34%)になります。風量を50%にすると軸動力は0.53 = 0.125(約12.5%)で1/8です。これがVAV方式で大幅な省エネが実現できる理由です。

第2問

ダクト設計法に関する記述として、誤っているものはどれか。

(1)等摩擦損失法は単位長さあたりの摩擦損失を一定にする方法である
(2)等速法はダクト内の風速を一定に保つ方法である
(3)静圧再取得法は各吹出口からの風量を均一にしやすい
(4)等摩擦損失法は高速ダクトの設計に最も一般的に用いられる
(5)等速法は騒音制御がしやすい

解答を見る

正解:(4)等摩擦損失法は高速ダクトの設計に最も一般的に用いられる
等摩擦損失法は低速ダクトの設計に最も一般的に用いられる方法です。「高速ダクトに最も一般的」は誤りで、高速ダクトには等速法が採用されます。等速法は風速を一定に保つため騒音制御がしやすく、静圧再取得法は分岐点ごとに静圧を回復させ各吹出口の風量を均一にしやすい方法です。

第3問

吹出口の使い分けに関する記述として、最も適切なものはどれか。

(1)体育館にはアネモスタット型が最適である
(2)窓際のコールドドラフト対策にはノズル型が最適である
(3)一般的なオフィスにはライン型が最適である
(4)天井の高い工場にはノズル型が最適である
(5)置換換気にはアネモスタット型が最適である

解答を見る

正解:(4)天井の高い工場にはノズル型が最適である
ノズル型吹出口は到達距離が長いため、天井の高い体育館や工場に最適です。アネモスタット型は天井面に放射状に空気を広げるオフィス向けライン型は窓際(ペリメータ)でコールドドラフト対策に使用。置換換気には床置き型吹出口から低速で給気します。

第4問

軸流式送風機に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)軸流式はAHU内の主送風機として最も多く使用される
(2)軸流式はダクト系に最適な送風機である
(3)軸流式はプロペラ型で大風量・低圧力の特性がある
(4)軸流式は遠心式より高い圧力が得られる
(5)軸流式は遠心式より騒音が小さい

解答を見る

正解:(3)軸流式はプロペラ型で大風量・低圧力の特性がある
軸流式送風機はプロペラ型で、大風量・低圧力の特性があります。換気扇や冷却塔に使用されますが、ダクト系には不向きです。AHU内に最も多く使用されるのはシロッコファン(遠心式)です。高い圧力が必要な場合はターボファン(遠心式)が適しています。

第5問

ダクトと送風機に関する記述として、誤っているものはどれか。

(1)ダクトの接続部からの漏気は空調のエネルギー損失につながる
(2)送風機の回転数を下げると消費電力を大幅に削減できる
(3)フレキシブルダクトは曲がりやすいが圧力損失が大きい
(4)スパイラルダクトは円形断面のため天井裏にスペースが必要な場合がある
(5)送風機の回転数を2倍にすると軸動力は2倍になる

解答を見る

正解:(5)送風機の回転数を2倍にすると軸動力は2倍になる
送風機の法則により、回転数を2倍にすると軸動力は23 = 8倍になります。「2倍」は誤りです。逆に回転数を半分にすれば軸動力は1/8に減り、大幅な省エネが実現できます。ダクトの漏気はエネルギー損失の原因になり、スパイラルダクトは円形断面のため天井裏の高さが必要になる場合があります。

解説記事で知識を復習しましょう。

ダクト・吹出口・送風機 を読む

※当サイトの画像にはAI生成のものが含まれており、実際の機器・器具とは外観が異なる場合があります。問題・解答の内容には細心の注意を払っておりますが、誤りが含まれる可能性があります。学習の参考としてご活用いただき、最終的な確認は公式テキスト・法令等で行ってください。当サイトの情報に基づく判断によって生じた損害について、一切の責任を負いかねます。

内容の誤りやお気づきの点がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡いただけますと幸いです。正確な情報をお届けできるよう、随時修正してまいります。

-ミニテスト, 建築物環境衛生管理技術者