ミニテスト 建築物環境衛生管理技術者

環境測定機器と測定法 ミニテスト【第3回】

環境測定機器と測定法」の内容から出題するミニテスト第3回(全5問)です。粉じん測定法・アスマンの通風原理・ピトー管の使い分け・測定頻度など発展5問に挑戦しましょう。

環境測定機器と測定法 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

浮遊粉じんの測定に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)浮遊粉じんの測定にはNDIR法を使用する
(2)デジタル粉じん計は光散乱法の原理で測定する
(3)浮遊粉じんの測定には定電位電解法を使用する
(4)LVS(ローボリュームサンプラー)は光散乱法の一種である
(5)浮遊粉じんの測定には検知管を使用する

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正解:(2)デジタル粉じん計は光散乱法の原理で測定する
デジタル粉じん計光散乱法の原理で浮遊粉じんを測定します。空気中の粒子にレーザー光を当て、散乱した光の量から粉じん濃度を算出します。LVS(ローボリュームサンプラー)重量法(フィルターに粉じんを集めて重さを量る)で、光散乱法とは異なります。NDIRはCO2、定電位電解法はCOの測定用です。

第2問

アスマン通風乾湿計の通風に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)通風速度は約0.5 m/sである
(2)自然通風で十分な精度が得られる
(3)通風により周囲の放射熱の影響を受けにくくなる
(4)通風はガーゼの乾燥を早めるために行う
(5)通風なしの方が精度が高い

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正解:(3)通風により周囲の放射熱の影響を受けにくくなる
アスマン通風乾湿計はファンで約3〜4 m/sで通風することにより、周囲の放射熱の影響を受けにくくなります。これが自然通風式の乾湿計との最大の違いで、精度が格段に高い理由です。通風はガーゼの乾燥を早めるためではなく、測定環境の均一化と放射熱の排除が目的です。

第3問

ピトー管と熱線式風速計の使い分けに関する記述として、正しいものはどれか。

(1)ピトー管は室内の微風速測定に最適である
(2)熱線式風速計はダクト内の高速気流測定に最適である
(3)ピトー管はダクト内、熱線式風速計は室内の気流測定に適している
(4)両者は全く同じ用途で使用される
(5)ピトー管は温度、熱線式風速計は湿度を測定する

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正解:(3)ピトー管はダクト内、熱線式風速計は室内の気流測定に適している
ピトー管は全圧と静圧の差から風速を算出する機器で、ダクト内の比較的速い気流の測定に適しています。熱線式風速計は微風速(0.05〜5 m/s)の測定に優れ、室内の気流測定に最適です。建築物衛生法の気流測定(基準値0.5 m/s以下)には熱線式風速計を使用します。

第4問

空気環境測定の実施に関する記述として、誤っているものはどれか。

(1)測定高さは床上75cm以上150cm以下で行う
(2)測定位置は居室の中央部が基本である
(3)空調が安定している時間帯に行う
(4)ホルムアルデヒドの測定は1年以内ごとに1回行う
(5)空気環境6項目の測定は1年以内ごとに1回行う

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正解:(5)空気環境6項目の測定は1年以内ごとに1回行う
空気環境6項目(浮遊粉じん・CO・CO2・温度・湿度・気流)の測定頻度は2ヶ月以内ごとに1回です。「1年以内ごとに1回」は誤りです。ホルムアルデヒドの測定は新築・増築・大規模修繕後の6〜9月に行いますが、6項目とは頻度が異なります。

第5問

グローブ温度から算出できる指標として、正しいものの組合せはどれか。

(1)気流速度とCO2濃度
(2)平均放射温度(MRT)とWBGT(暑さ指数)
(3)相対湿度と絶対湿度
(4)光束と照度
(5)透過損失と遮音等級

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正解:(2)平均放射温度(MRT)とWBGT(暑さ指数)
グローブ温度計で測定したグローブ温度からは、平均放射温度(MRT)WBGT(暑さ指数)を算出できます。MRTはPMV(予測平均温冷感申告)の計算にも使用されます。窓際と室中央の放射環境の違いを把握するのにも有効です。気流はピトー管や熱線式風速計、CO2はNDIRで測定します。

解説記事で知識を復習しましょう。

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