受験ガイド 第三種冷凍機械責任者

第三種冷凍機械責任者の受験申込〜当日の流れ完全ガイド

結論:申込から免状取得まで4ステップ

第三種冷凍機械責任者は、受験申込から免状取得まで4つのステップで完了します。

二級ボイラー技士と違って実技講習が不要なので、試験に合格すればそのまま免状を申請できます。ただし年に1回しか試験がないので、申込のタイミングを逃すと1年間待つことに…。この記事では、申込方法から試験当日、合格発表、免状申請までを順番にわかりやすく解説します。

受験申込から免状取得までの4ステップ
STEP 1 受験申込(8月下旬〜9月上旬)
STEP 2 試験当日(11月第2日曜日)
STEP 3 合格発表(約1か月後)
STEP 4 免状申請 → 免状取得!

ボイラー技士のような「実技講習」ステップがないのがポイントです。それでは、各ステップを詳しく見ていきましょう。

STEP 1:受験申込の方法

第三種冷凍機械責任者の試験は、高圧ガス保安協会(KHK)が実施しています。ボイラー技士を管轄する安全衛生技術試験協会とは別の団体なので、申込の流れも少し異なります。

電子申請(おすすめ)

申請サイト 高圧ガス保安協会(KHK)公式サイト
必要なもの 顔写真データ、本人確認書類
支払い方法 クレジットカード、コンビニ決済 等
受験料 9,800円(電子申請)

電子申請の流れはシンプルです。

  1. KHKの公式サイトでアカウントを作成(マイページ登録)
  2. 「第三種冷凍機械責任者試験」を選択し、受験する都道府県を選ぶ
  3. 必要事項を入力し、顔写真をアップロード
  4. 受験手数料(9,800円)をオンライン決済
  5. マイページで申込状況を確認 → 受験票がダウンロード可能になる

受験票は自分で印刷する方式です。ボイラー技士のように郵送で届くわけではないので、試験前に忘れずにプリントアウトしておきましょう。

書面申請

インターネット環境がない場合は、書面でも申請できます。

  1. KHKまたは各都道府県の試験事務所で受験願書を入手
  2. 必要事項を記入し、以下を添付する
    • 写真(縦30mm×横24mm)
    • 本人確認書類のコピー
    • 受験料の払込受付証明書
  3. 各都道府県の試験事務所に提出

書面申請の場合、受験料は10,700円と電子申請より900円高くなります。手続きの手間を考えても、電子申請が断然おすすめです。

試験会場は全国各地で受けられる

ここがボイラー技士との大きな違いです。

ボイラー技士 → 全国7か所の安全衛生技術センターでしか受験できない(出張試験を除く)
冷凍機械責任者全国47都道府県で受験できる!

冷凍の試験は各都道府県の大学や公共施設で実施されるので、遠方のセンターまで行く必要がありません。ボイラー技士で関東センター(千葉県市原市)まで片道2時間かけて行った経験がある方には、この違いはかなりありがたいはずです。

受験する都道府県は申込時に選べます。自宅から近い会場を選びましょう。

申込期間は約2〜3週間 — 絶対に忘れないで!

申込期間は8月下旬〜9月上旬の約2〜3週間だけ!
ボイラー技士は毎月受験でき、申込の締切も柔軟ですが、冷凍の試験は年に1回。この短い申込期間を逃すと、次のチャンスは1年後です。毎年8月に入ったらKHKのサイトをチェックする習慣をつけましょう。

スマホのカレンダーに「8月20日:冷凍三種の申込開始を確認」とリマインダーを設定しておくと安心です。

STEP 2:試験当日の流れと持ち物

試験日は毎年11月の第2日曜日です。全国一斉に実施されます。

当日のスケジュール

冷凍の試験は2科目を別々の時間帯で受験します。ボイラー技士のように3時間ぶっ通しではなく、科目ごとに分かれているのが特徴です。

時間帯 内容
午前 法令(60分・20問)
昼休み 休憩(外出可能)
午後 保安管理技術(90分・15問)

※ 正確な開始時刻は年度により異なります。受験票に記載された時間を必ず確認してください。

午前と午後の間に昼休みがあるので、お弁当や軽食を持っていくのがおすすめです。会場周辺にコンビニがないこともあるので、事前に調べておくと安心です。

科目免除者(講習修了者)は、法令のみの受験となるため午前中で終了します。

持ち物チェックリスト

必須 受験票(自分で印刷したもの)
必須 鉛筆またはシャープペンシル(マークシート用)
必須 消しゴム
必須 本人確認書類(写真付き)
推奨 昼食・飲み物
推奨 上着(11月は会場が寒いことも)

電卓は使用できません。ボイラー技士では電卓OKでしたが、冷凍の試験では持ち込み不可です。計算問題が出ても、暗算や筆算で対応できるレベルなので心配いりません。

試験中の注意点

  • マークシートは鉛筆またはシャープペンシルで記入(ボールペン不可)
  • 試験中に本人確認が行われます。受験票と写真付き身分証明書を見せるところに置いておきましょう
  • 各科目とも、開始後一定時間が経過すると途中退出可能です(受験票の注意事項を確認)
  • 午前の法令が終わったら一度退出し、午後の保安管理技術まで昼休みです。この間に最後の復習をする方が多いです
  • スマホ・携帯電話は必ず電源を切ってカバンにしまいましょう

STEP 3:合格発表の確認方法

冷凍の合格発表は、試験後約1か月後です。ボイラー技士(約1週間後)と比べるとかなり待たされます。例年、12月下旬〜翌年1月上旬に発表されます。

確認方法 詳細
Webサイト KHKの公式サイトに合格者の受験番号が掲載
郵送 合格者には「合格通知書」が届く

合格発表日はKHKの公式サイトで事前に告知されます。11月に試験を受けて、結果がわかるのは年末〜年明け。ドキドキしながら年越しすることになりますが、しっかり勉強していれば大丈夫です!

合格通知書は免状申請に必要な大事な書類です。届いたら大切に保管してください。

STEP 4:免状申請の手続き

ここがボイラー技士との大きな違いです。ボイラー技士は厚生労働省(東京労働局)に免許申請しますが、冷凍機械責任者の免状は都道府県知事が交付します。

必要書類

  • 免状交付申請書
  • 合格通知書(KHKから届いたもの)
  • 写真(指定サイズ)
  • 本人確認書類(住民票の写し等)
  • 手数料(収入証紙で納付。金額は都道府県により異なるが、3,400円程度)

申請先

お住まいの都道府県の高圧ガス担当窓口(産業保安課、消防保安課など、名称は都道府県により異なります)に申請します。

ボイラー技士の場合 東京労働局に郵送 or オンライン申請
冷凍機械責任者の場合 住所地の都道府県庁に申請

申請から約2〜4週間で免状が届きます。免状に有効期限はなく、一度取得すれば一生有効です。更新の必要もありません。

なお、ボイラー技士と違い実技講習は不要です。試験に合格さえすれば、そのまま免状を申請できるのは大きなメリットですね。

科目免除制度を使うなら?

第三種冷凍機械責任者とは?試験概要・合格率・難易度まとめ」の記事でも紹介しましたが、KHKが実施する講習(3日間)を受講し検定試験に合格すると、本試験で「保安管理技術」が免除されます。

講習の申込は試験の申込よりもさらに早い時期(5〜6月頃)に行われます。科目免除を使う場合のスケジュールはこうなります。

5〜6月 講習の申込
6〜8月 講習受講(3日間)+検定試験
8〜9月 本試験の受験申込(科目免除で申請)
11月 本試験(法令のみ受験)

科目免除者の合格率は約86%。「年に1回の試験を絶対に落としたくない!」という方には検討の価値があります。ただし講習費用が別途かかるので、独学で十分対策できる自信がある方は全科目受験でも問題ありません。

ボイラー技士との比較まとめ

同じビルメン4点セットでも、受験の流れはかなり違います。

二級ボイラー技士 第三種冷凍
試験頻度 毎月 年1回(11月)
試験会場 全国7か所 全47都道府県
受験料 8,800円 9,800円
実技講習 必要 不要
免許の発行元 厚生労働省 都道府県知事
合格発表 約1週間後 約1か月後

冷凍は「試験会場が近い」「実技講習が不要」というメリットがある一方、「年1回しか受けられない」「合格発表が遅い」というデメリットもあります。

よくある質問Q&A

Q1. 申込期間を過ぎたらどうなる?

残念ながら、その年の受験はできません。次の受験チャンスは翌年の11月です。毎年8月に入ったらKHKのサイトを確認する癖をつけましょう。

Q2. 受験票はいつ届く?

電子申請の場合、受験票は自分でマイページからダウンロードして印刷する方式です。ボイラー技士のように郵送で届くわけではないので注意してください。印刷を忘れて当日あわてる方がいるので、試験の1週間前には印刷しておきましょう。

Q3. ボイラー技士との同時受験は可能?

はい、可能です。ボイラー技士は毎月受験できるので、冷凍の試験日(11月)と重ならない月に受ければOK。両方の資格を同じ年に取得することも十分できます。

Q4. 科目免除の講習は毎年やっている?

はい、KHKが毎年実施しています。ただし定員があるので、早めに申し込む必要があります。講習の案内は例年5月頃にKHKのサイトで公開されます。

Q5. 免状の「免許」との違いは?

ボイラー技士は「免許」(厚生労働省が発行するプラスチックカード)ですが、冷凍機械責任者は「免状」(都道府県知事が発行する証書)です。名前は違いますが、どちらも国家資格の正式な資格証明書です。

理解度チェック — この記事の内容から3問

【第1問】第三種冷凍機械責任者の試験を実施している団体はどこですか?

(1) 安全衛生技術試験協会
(2) 消防試験研究センター
(3) 高圧ガス保安協会(KHK)
(4) 電気技術者試験センター
(5) 厚生労働省

解答を見る

正解:(3) 高圧ガス保安協会(KHK)
冷凍機械責任者の試験はKHKが実施しています。ボイラー技士は安全衛生技術試験協会、消防設備士は消防試験研究センターと、資格によって管轄が異なります。

【第2問】第三種冷凍機械責任者の免状を交付するのは誰ですか?

(1) 厚生労働大臣
(2) 経済産業大臣
(3) 都道府県知事
(4) 市区町村長
(5) 高圧ガス保安協会会長

解答を見る

正解:(3) 都道府県知事
冷凍機械責任者の免状は都道府県知事が交付します。ボイラー技士の免許(厚生労働省)とは発行元が異なるので、申請先も違います。お住まいの都道府県の高圧ガス担当窓口に申請しましょう。

【第3問】冷凍機械責任者の試験について、ボイラー技士と異なる点はどれですか?

(1) マークシート方式で出題される
(2) 試験会場は全国7か所のみ
(3) 合格しても実技講習が必要
(4) 受験票は自分で印刷する
(5) 受験資格に年齢制限がある

解答を見る

正解:(4) 受験票は自分で印刷する
KHKの電子申請では、受験票をマイページからダウンロードして自分で印刷します。ボイラー技士は受験票が郵送で届きますが、冷凍はセルフ印刷方式なので忘れずに準備しましょう。

まとめ

受験申込 8月下旬〜9月上旬にKHK電子申請(9,800円)
試験日 11月第2日曜日(年1回のみ)
試験会場 全国47都道府県で実施
合格発表 約1か月後(12月下旬〜1月上旬)
免状申請 都道府県知事に申請(実技講習不要)

最大のポイントは「年1回の申込期間を逃さない」こと。これさえ押さえれば、あとは試験日まで勉強に集中するだけです。

試験の全体像がつかめたら、次は科目別の対策に進みましょう!

※当サイトの画像にはAI生成のものが含まれており、実際の機器・器具とは外観が異なる場合があります。問題・解答の内容には細心の注意を払っておりますが、誤りが含まれる可能性があります。学習の参考としてご活用いただき、最終的な確認は公式テキスト・法令等で行ってください。当サイトの情報に基づく判断によって生じた損害について、一切の責任を負いかねます。

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