ミニテスト 建築物環境衛生管理技術者

空気環境と汚染物質 ミニテスト【第2回】

空気環境と汚染物質(CO₂・CO・粉じん・たばこ・酸素欠乏をわかりやすく解説)」の内容から出題するミニテスト第2回(全5問)です。浮遊粉じんの測定方法と受動喫煙対策を正確に理解しているか確認しましょう。

空気環境と汚染物質 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

建築物環境衛生管理基準における浮遊粉じんの対象粒径と基準値の組み合わせとして、正しいものはどれか。

(1)粒径5μm以下 ―― 0.10mg/m³以下
(2)粒径10μm以下 ―― 0.15mg/m³以下
(3)粒径10μm以下 ―― 0.10mg/m³以下
(4)粒径15μm以下 ―― 0.15mg/m³以下
(5)粒径5μm以下 ―― 0.15mg/m³以下

解答を見る

正解:(2)粒径10μm以下 ―― 0.15mg/m³以下
建築物環境衛生管理基準で対象とする浮遊粉じんは粒径10μm以下、基準値は0.15mg/m³以下です。粒径10μm以下の粒子は気管や肺の奥まで到達しやすく、健康への影響が大きいため規制対象になっています。試験では粒径と基準値の数字を入れ替えたひっかけが出るので、「10μm・0.15mg/m³」をセットで覚えましょう。PM2.5(粒径2.5μm以下)と混同しないよう注意してください。

第2問

建築物の室内空気環境測定において、浮遊粉じんの測定に一般的に用いられる方法はどれか。

(1)検知管法
(2)ガスクロマトグラフ法
(3)光散乱式粉じん計(相対濃度計)
(4)重量法(ハイボリュームエアサンプラ)
(5)非分散型赤外線分析法(NDIR)

解答を見る

正解:(3)光散乱式粉じん計(相対濃度計)
建築物の室内環境測定では、光散乱式粉じん計(相対濃度計)が広く用いられています。光を粉じんに当て、散乱光の強さから濃度を測る方式で、リアルタイムに結果が得られるのが利点です。ただし、この方法で得られるのは「相対濃度」であり、正確な質量濃度を得るには質量濃度変換係数Kを掛ける必要があります。Kの校正にはローボリュームエアサンプラ(重量法)を使います。試験では「光散乱式」と「相対濃度計」が同じものであること、そしてK値の校正方法が問われます。

第3問

たばこの煙に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)主流煙は副流煙より有害物質の濃度が高い
(2)副流煙はフィルターを通過するため有害物質が少ない
(3)副流煙は主流煙より有害物質の濃度が高い
(4)主流煙と副流煙の有害物質濃度はほぼ同じである
(5)受動喫煙の原因は主に主流煙である

解答を見る

正解:(3)副流煙は主流煙より有害物質の濃度が高い
副流煙(たばこの先端から立ち上る煙)は、主流煙(喫煙者が吸い込む煙)より有害物質の濃度が高いです。主流煙はフィルターを通過しますが、副流煙はフィルターを通らず、しかも低温で不完全燃焼するため有害物質が多く含まれます。(2)は逆で、フィルターを通るのは主流煙です。受動喫煙は主に副流煙が原因であり、(5)も誤りです。「副流煙=フィルターなし=有害物質多い」と覚えましょう。

第4問

健康増進法の改正(2020年4月施行)に基づく受動喫煙対策に関する記述として、誤っているものはどれか。

(1)学校・病院は原則として敷地内禁煙である
(2)オフィス・事業所は原則として屋内禁煙である
(3)オフィスでは喫煙専用室の設置が認められている
(4)飲食店はすべて例外なく屋内禁煙である
(5)国や地方公共団体の庁舎は原則として敷地内禁煙である

解答を見る

正解:(4)飲食店はすべて例外なく屋内禁煙である
健康増進法では施設の種類によって規制レベルが異なります。学校・病院・行政機関は最も厳しく敷地内禁煙(屋外喫煙場所の設置は可能)、オフィス・飲食店などは屋内禁煙(喫煙専用室の設置は可能)です。飲食店についても喫煙専用室の設置は認められており、さらに経過措置として一定規模以下の既存飲食店には例外もあるため、「すべて例外なく」は誤りです。試験では「敷地内禁煙」と「屋内禁煙」の適用施設の違いが狙われます。

第5問

光散乱式粉じん計の測定値を質量濃度に換算するために用いる係数と、その校正に使用する機器の組み合わせとして、正しいものはどれか。

(1)質量濃度変換係数K ―― ローボリュームエアサンプラ
(2)質量濃度変換係数K ―― ハイボリュームエアサンプラ
(3)相対濃度変換係数R ―― ローボリュームエアサンプラ
(4)質量濃度変換係数K ―― 検知管
(5)相対濃度変換係数R ―― ハイボリュームエアサンプラ

解答を見る

正解:(1)質量濃度変換係数K ―― ローボリュームエアサンプラ
光散乱式粉じん計は「相対濃度」を測る装置であり、法令が求める「質量濃度」に変換するには質量濃度変換係数Kを掛けます。このKの校正にはローボリュームエアサンプラを使って実際に粉じんをフィルター上に捕集し、その質量を秤量します。「ハイボリューム」と「ローボリューム」を混同させるひっかけが試験の定番です。建築物衛生法の粉じん測定で使うのはローボリュームと覚えてください。

解説記事で知識を復習しましょう。

空気環境と汚染物質 を読む

※当サイトの画像にはAI生成のものが含まれており、実際の機器・器具とは外観が異なる場合があります。問題・解答の内容には細心の注意を払っておりますが、誤りが含まれる可能性があります。学習の参考としてご活用いただき、最終的な確認は公式テキスト・法令等で行ってください。当サイトの情報に基づく判断によって生じた損害について、一切の責任を負いかねます。

内容の誤りやお気づきの点がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡いただけますと幸いです。正確な情報をお届けできるよう、随時修正してまいります。

-ミニテスト, 建築物環境衛生管理技術者