ミニテスト 建築物環境衛生管理技術者

空気環境と汚染物質 ミニテスト【第3回】

空気環境と汚染物質(CO₂・CO・粉じん・たばこ・酸素欠乏をわかりやすく解説)」の内容から出題するミニテスト第3回(全5問)です。アレルゲン対策・酸素欠乏・複数の汚染物質を横断的に理解しているか確認しましょう。

空気環境と汚染物質 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

建築物内のダニやカビなどのアレルゲン対策として、最も基本的な環境管理はどれか。

(1)室内温度を10℃以下に保つ
(2)室内の湿度を70%以下に管理する
(3)室内の気流を2.0m/s以上に保つ
(4)紫外線ランプを常時照射する
(5)室内の二酸化炭素濃度を500ppm以下にする

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正解:(2)室内の湿度を70%以下に管理する
ダニもカビも高湿度で繁殖します。ダニはカーペットや寝具で高湿度環境を好み、カビは湿度が高い場所で発生しやすくなります。そのため、アレルゲン対策の基本は湿度を70%以下に保つことです。(1)の10℃以下は現実的でなく居住環境として不適切です。花粉はフィルターで除去しますが、ダニ・カビは湿度管理が最も効果的です。「アレルゲン対策=まず湿度管理」と覚えましょう。

第2問

酸素欠乏に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)酸素濃度が18%未満の状態を酸素欠乏という
(2)酸素濃度が15%未満の状態を酸素欠乏という
(3)酸素濃度が16%で意識を喪失する
(4)酸素濃度が10%以下でも呼吸困難にとどまる
(5)正常大気の酸素濃度は約25%である

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正解:(1)酸素濃度が18%未満の状態を酸素欠乏という
酸素欠乏症等防止規則では、酸素濃度18%未満を酸素欠乏と定義しています。正常大気の酸素濃度は約21%((5)の25%は誤り)で、濃度が下がると段階的に症状が進行します。16%で頭痛・吐き気(意識喪失ではないため(3)は誤り)、10%以下で意識喪失(呼吸困難にとどまらないため(4)は誤り)、6%以下で即死の危険があります。「18%未満=酸欠」という基準値は試験の最頻出事項です。

第3問

一酸化炭素(CO)中毒に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)COは完全燃焼によって発生する
(2)COは特有の刺激臭がある
(3)COヘモグロビンが30〜40%になると激しい頭痛が起こる
(4)COヘモグロビンが10%で死亡する
(5)COは空気より重く、床付近に滞留する

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正解:(3)COヘモグロビンが30〜40%になると激しい頭痛が起こる
CO中毒の症状はCOヘモグロビン(CO-Hb)の割合で段階的に進行します。30〜40%で激しい頭痛70%以上で死亡の危険があります。(1)COは不完全燃焼で発生します(完全燃焼ではCO₂が発生)。(2)COは無色無臭であり、臭いでは気づけないのが怖い点です。(5)COは空気とほぼ同じ比重で、「床に溜まる」性質はありません。「CO=無色無臭=不完全燃焼=気づけない」という特徴を押さえましょう。

第4問

室内空気環境の汚染物質に関する記述として、誤っているものはどれか。

(1)CO₂は換気の指標として用いられ、管理基準は1,000ppm以下である
(2)COの管理基準は6ppm以下であり、CO₂より桁違いに厳しい
(3)浮遊粉じんの基準は粒径10μm以下で0.15mg/m³以下である
(4)COはヘモグロビンとの親和性が酸素の約20〜25倍である
(5)外気中のCO₂濃度は約400ppm(0.04%)である

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正解:(4)COはヘモグロビンとの親和性が酸素の約20〜25倍である
COのヘモグロビン親和性は酸素の約200〜250倍です。「20〜25倍」は桁を一つ間違えたひっかけです。この数値は試験で非常によく出題されるため、「200〜250倍」を確実に覚えてください。他の選択肢はすべて正しい記述です。(1)CO₂基準1,000ppm、(2)CO基準6ppm、(3)粉じん10μm以下・0.15mg/m³、(5)外気CO₂約400ppm。これらの数値をまとめて整理しておくと横断問題に強くなります。

第5問

一酸化炭素(CO)の発生原因と性質に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)COは有機物の完全燃焼で発生する
(2)COは無色無臭であり、感覚では検知できない
(3)COは水に溶けやすく、加湿によって除去できる
(4)COは酸素濃度が十分な環境では発生しない
(5)COは二酸化炭素が還元されて生じる

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正解:(2)COは無色無臭であり、感覚では検知できない
COの最も危険な性質は無色無臭であることです。目に見えず、臭いもないため、CO検知器がなければ気づくことができません。(1)COは不完全燃焼で発生します。酸素が不足した状態で有機物が燃えると、CO₂ではなくCOが生成されます。(4)は誤りで、換気不良の密閉空間など局所的に酸素が不足すればCOは発生し得ます。(3)COは水にほとんど溶けないため、加湿での除去は不可能です。「不完全燃焼→CO(無色無臭)、完全燃焼→CO₂」の対比で覚えましょう。

解説記事で知識を復習しましょう。

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