ミニテスト 建築物環境衛生管理技術者

熱と伝熱の基礎 ミニテスト【第2回】

熱と伝熱の基礎」の内容から出題するミニテスト第2回(全5問)です。熱放射のステファン・ボルツマンの法則と、熱貫流の構成を正確に理解しているか確認しましょう。

熱と伝熱の基礎 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

ステファン・ボルツマンの法則によると、物体から放射されるエネルギーは絶対温度の何乗に比例するか。

(1)1乗
(2)2乗
(3)3乗
(4)4乗
(5)5乗

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正解:(4)4乗
ステファン・ボルツマンの法則では、物体から放射されるエネルギーは絶対温度の4乗に比例します。つまり温度が2倍になると、放射エネルギーは2⁴=16倍に跳ね上がります。この「4乗」という数字はビル管理士試験で頻出なので、確実に暗記してください。「ステファン・ボルツマン=4乗」とセットで覚えましょう。

第2問

熱放射に関する記述として、誤っているものはどれか。

(1)すべての物体は、その温度に応じた熱放射を行う
(2)高温の物体のみが熱放射を行い、低温の物体は放射しない
(3)熱放射は電磁波によるエネルギーの伝達である
(4)熱放射は真空中でも伝わる
(5)放射エネルギーは物体の表面温度に依存する

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正解:(2)高温の物体のみが熱放射を行い、低温の物体は放射しない
これは誤りです。すべての物体は絶対零度(0 K = -273.15℃)でない限り、温度に応じた熱放射を行っています。氷のように冷たく見える物体でも、微弱ながら赤外線を放射しています。「高温の物体だけが放射する」という思い込みは試験で狙われるひっかけポイントです。温度が高いほど放射エネルギーが大きいのは事実ですが、「低温=放射しない」は間違いです。

第3問

壁体を通じた熱貫流の構成として、正しいものはどれか。

(1)熱伝導 → 熱伝達 → 熱伝導
(2)熱伝達 → 熱伝導 → 熱伝達
(3)熱放射 → 熱伝導 → 熱放射
(4)熱伝達 → 熱放射 → 熱伝達
(5)熱伝導 → 熱放射 → 熱伝導

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正解:(2)熱伝達 → 熱伝導 → 熱伝達
壁を通じた熱貫流は、3つのステップで構成されます。まず室内の空気から壁の表面へ(熱伝達)、次に壁の内部を通過(熱伝導)、最後に壁の外側表面から外気へ(熱伝達)です。「伝達→伝導→伝達」の順番を「サンドイッチ」でイメージしてください。パン(伝達)で具材(伝導)を挟んでいる形です。この構成がそのまま熱貫流率の計算式 1/K = 1/αi + d/λ + 1/αo に反映されています。

第4問

断熱材が断熱性能を発揮する主な原理として、正しいものはどれか。

(1)断熱材自体の比熱が非常に大きいため
(2)断熱材の表面が熱を反射するため
(3)断熱材の内部に静止空気層を多く含んでいるため
(4)断熱材が熱を吸収して蓄えるため
(5)断熱材が熱放射を遮断するため

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正解:(3)断熱材の内部に静止空気層を多く含んでいるため
断熱材(グラスウール、発泡スチロールなど)が高い断熱性能を持つのは、内部に静止空気の層をたくさん閉じ込めているからです。静止空気の熱伝導率は約0.024 W/(m・K)と非常に小さく、これが断熱のカギになっています。グラスウールの熱伝導率が約0.04と低いのも、ガラス繊維の間に空気が閉じ込められているからです。「断熱=静止空気を利用」と覚えましょう。

第5問

熱伝導率の大小に関する記述として、誤っているものはどれか。

(1)金属は一般に熱伝導率が大きい
(2)コンクリートの熱伝導率は木材より大きい
(3)空気は熱伝導率が大きいため、断熱には不向きである
(4)グラスウールの熱伝導率は木材より小さい
(5)銅の熱伝導率は鉄より大きい

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正解:(3)空気は熱伝導率が大きいため、断熱には不向きである
これは誤りです。静止空気の熱伝導率は約0.024 W/(m・K)で、物質の中でも特に小さい値です。だからこそ断熱材は空気を閉じ込めて利用しています。「空気は熱伝導率が大きい」は完全に逆です。ただし注意点として、空気が「動く」と対流により熱が運ばれるため、断熱には静止した空気であることが重要です。その他の選択肢はすべて正しい記述です。

解説記事で知識を復習しましょう。

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