ミニテスト 建築物環境衛生管理技術者

換気の基礎と換気量計算 ミニテスト【第2回】

換気の基礎と換気量計算」の内容から出題するミニテスト第2回(全5問)です。換気回数の計算や換気効率の用語を中心に、応用力を確認しましょう。

換気の基礎と換気量計算 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

床面積60 m2、天井高2.5 mのオフィスにおいて、換気量が450 m3/hであるとき、換気回数として正しいものはどれか。

(1)2 回/h
(2)3 回/h
(3)4 回/h
(4)5 回/h
(5)6 回/h

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正解:(2)3 回/h
Step 1:室容積を求める → V = 60 × 2.5 = 150 m3
Step 2:換気回数を求める → n = Q ÷ V = 450 ÷ 150 = 3 回/h
この部屋の空気は1時間に3回入れ替わります。事務室の一般的な換気回数は3〜6回/hなので、適切な範囲に入っています。計算自体はシンプルですが、試験では天井高を掛け忘れて床面積だけで割るミスが多いので注意しましょう。

第2問

第2種換気方式が最も適している場所として、正しいものはどれか。

(1)トイレ
(2)厨房
(3)喫煙室
(4)クリーンルーム
(5)ボイラー室

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正解:(4)クリーンルーム
第2種換気は給気のみにファンを使い、室内を正圧(気圧が高い状態)にします。正圧だとドアの隙間などから空気が外に押し出されるため、外部の汚れた空気が入りにくくなります。この特性は清浄な環境を維持したい場所に最適で、クリーンルームや手術室で採用されています。トイレ・厨房・喫煙室・ボイラー室は臭いや汚染空気を外に漏らさないために第3種換気(負圧)が適しています。

第3問

第3種換気方式に関する記述として、誤っているものはどれか。

(1)排気のみにファンを用い、給気は自然に行う方式である
(2)室内は負圧になる
(3)室内の臭いや汚染空気が他の部屋に漏れにくい
(4)トイレや厨房に適した方式である
(5)室内の気圧が高くなるため、外部からの汚染空気の侵入を防げる

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正解:(5)室内の気圧が高くなるため、外部からの汚染空気の侵入を防げる
第3種換気は排気のみにファンを使うため、室内は負圧(気圧が低い状態)になります。「気圧が高くなる(正圧)」は第2種換気の特徴であり、第3種換気とは逆です。第3種の負圧によって周囲の空気が室内に引き込まれますが、その代わり室内の臭い・汚染空気が外に漏れにくいメリットがあります。だからトイレ・厨房・喫煙室に採用されるのです。

第4問

換気効率に関する用語の説明として、正しいものはどれか。

(1)空気齢とは、排気口から空気が排出されるまでの残り時間をいう
(2)空気余命とは、給気口から入った空気がある地点に到達するまでの経過時間をいう
(3)空気齢が短いほど、その地点の空気は新鮮である
(4)空気齢が長いほど、その地点の空気は新鮮である
(5)空気齢と空気余命は同じ意味の用語である

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正解:(3)空気齢が短いほど、その地点の空気は新鮮である
空気齢は、給気口から入った空気がある地点に到達するまでの経過時間です。経過時間が短い=入ってきてからあまり時間が経っていない=新鮮な空気ということです。スーパーの食品に例えると、「製造日からの経過日数が短い=新しい商品」と同じ感覚です。(1)は空気余命(排気口から出るまでの残り時間)の説明、(2)は空気齢の説明と入れ替わっています。両者はまったく別の概念です。

第5問

あるオフィスにおいて、CO2発生量の合計が0.24 m3/h、室内CO2許容濃度が1,000 ppm、外気CO2濃度が600 ppmであるとき、必要換気量として最も近いものはどれか。

(1)240 m3/h
(2)400 m3/h
(3)600 m3/h
(4)800 m3/h
(5)1,000 m3/h

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正解:(3)600 m3/h
Step 1:ppmを小数に変換 → Ci = 1,000 ppm = 0.001、Co = 600 ppm = 0.0006
Step 2:Q = K ÷(Ci − Co)= 0.24 ÷(0.001 − 0.0006)= 0.24 ÷ 0.0004 = 600 m3/h
この問題のポイントは外気CO2濃度が600 ppmと高いこと。通常の400 ppmに比べて分母(Ci − Co)が小さくなるため、必要換気量が大幅に増加します。外気が汚れていると、それだけ多くの換気量が必要になるということを数字で体感できる問題です。

解説記事で知識を復習しましょう。

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