【第三種冷凍機械責任者・保安管理】安全装置と圧力試験(安全弁・溶栓・破裂板・耐圧・気密)
この記事で分かること 高圧遮断装置・安全弁・破裂板・溶栓の役割と取付け 安全弁に付帯する止め弁の正しい扱い 耐圧試験と気密試験の目的・対象・試験圧力 「設計圧力」と「許容圧力」を混同しない読み方 結論:止める装置・逃がす装置・試験を分ける 安全装置はすべて同じ働きではありません。高圧遮断装置は圧縮機を止め、安全弁・破裂板・溶栓・圧力逃がし装置は設備に応じた方法で圧力を下げます。 耐圧試験は配管以外の部分の強度を、気密試験は組み立てた冷媒設備の漏れを確認します。現行の冷凍保安規則第7条は「許容圧力」、機器の ...
【第三種冷凍機械責任者・保安管理】冷媒配管の設計と圧力容器|油戻し・フラッシュガス
この記事で分かること 吸入管・吐出し管・液管で設計目標が違う理由 圧力損失と油戻し速度を両立させる考え方 液管の立上がりで失う圧力の計算方法 材料・継手、設計圧力、肉厚、腐れしろの正しい関係 結論:冷媒配管は「太いほどよい」でも「傾斜だけ守ればよい」でもない 冷媒配管では、許容できる圧力損失、圧縮機へ油を戻せる流速、液冷媒を膨張弁まで単相で届けることを同時に満たします。配管径を大きくすれば圧力損失は減りますが、ガス流速が下がって油が戻りにくくなる場合があります。逆に細すぎる管は圧力損失、騒音、能力低下を招 ...
【第三種冷凍機械責任者・保安管理】自動制御機器の役割|膨張弁・電磁弁・圧力調整弁
この記事で分かること 温度自動膨張弁を動かす3つの力 内部均圧式と外部均圧式の使い分け 電磁弁・圧力スイッチ・EPR・CPRの役割 過熱度の計算と制御不良の切り分け方 結論:自動制御機器は流量・圧力・運転順序を分担する 冷凍装置の自動制御は、一つの部品だけで行うものではありません。膨張装置は蒸発器への給液、電磁弁は流路の開閉、圧力スイッチは運転・保護、圧力調整弁は所定圧力の維持を分担します。 試験で最も大切なのは、機器名と設置位置を丸暗記することではありません。「どの圧力を、上げ過ぎないのか・下げ過ぎない ...
【第三種冷凍機械責任者・法令】定期自主検査・保安検査・完成検査(実施者・頻度・対象の違い)
この記事で分かること 完成検査・保安検査・定期自主検査の目的とタイミング 誰が検査し、どの施設が対象になるか 3年に1回と1年に1回以上の違い 定期自主検査の記録事項と電子保存 結論:設置・変更、3年ごと、毎年の3本線で整理する 3つの検査は、目的・実施者・対象が異なります。完成検査は許可施設の設置や特定変更工事の後、保安検査は第一種製造者の特定施設に3年に1回、定期自主検査は第一種製造者と一定の第二種製造者が1年に1回以上行います。 公式情報の確認先 この記事は、高圧ガス保安法第20条・第35条・第35 ...
【第三種冷凍機械責任者・法令】危害予防規程と保安教育|第一種・第二種の義務
この記事で分かること 危害予防規程と保安教育計画の違い 第一種・第二種製造者の義務の正確な比較 冷凍保安規則第35条が定める12項目 教育を事故防止へつなげる計画・実施・記録の流れ 結論:第二種製造者も保安教育そのものは必要 最も重要な違いは次のとおりです。第一種製造者は危害予防規程を定めて届け出るほか、従業者に対する保安教育計画を定め、教育を実施します。第二種製造者には同じ危害予防規程や保安教育計画を作る義務はありませんが、高圧ガス保安法第27条第4項により、従業者へ保安教育を施す義務があります。 旧稿 ...
【第三種冷凍機械責任者・法令】冷凍保安責任者の選任・届出・職務・代理者
この記事で分かること 冷凍保安責任者を選任する事業者と、規則上の除外 第一種・第二種・第三種免状で担当できる冷凍能力 選任に必要な免状と1年以上の実務経験 選解任届、職務、代理者の要件 結論:「第一種製造者だけ」ではなく、対象・除外・資格を順に確認する 冷凍保安責任者の選任は、「第一種製造者だけ」と覚えると不正確です。高圧ガス保安法第27条の4は、一定の第一種製造者と第二種製造者を対象にし、冷凍保安規則第36条で施設・冷媒・冷凍能力などに応じた除外を定めています。 選任が必要な場合は、冷凍能力に対応する免 ...
【第三種冷凍機械責任者・法令】1日の冷凍能力の算定|法定冷凍トンと区分
この記事で分かること 実際の冷凍能力と法定冷凍能力の違い 冷凍保安規則第5条の4つの算定方法 遠心式・吸収式・容積式などの独自計算例 算定後に第一種・第二種等を判定する順序 結論:法定冷凍能力は実測kWを3.86で割る値ではない 高圧ガス保安法の「1日の冷凍能力」は、許可・届出などの規制区分に使う法定冷凍能力です。冷凍保安規則第5条の算定基準で求めます。 カタログの冷却能力kWや、日本冷凍トンへ換算した実際の熱量とは同じとは限りません。まず設備方式ごとの法定能力を求め、次に冷媒ガスの法令区分を確認し、最後 ...
【第三種冷凍機械責任者・法令】製造の許可・届出|第一種・第二種製造者の区分
この記事で分かること 第一種・第二種・その他製造者を分ける50・20・5・3冷凍トンの境界 冷媒名だけでは決められず、法令上のガス区分を先に確認する理由 許可と届出の手続、完成検査、製造開始後の義務の違い 認定指定設備を使う場合に区分が変わる仕組み 結論:冷媒区分と1日の冷凍能力の2段階で判定する 冷凍設備で高圧ガスを製造するときは、まず冷媒が政令上の第一種ガス、アンモニアまたは第一種ガスに該当しないフルオロカーボン、その他のガスのどれかを確認します。次に、冷凍保安規則で算定した1日の冷凍能力を境界値と比 ...
【二級ボイラー技士・法令】変更届・変更検査・休止・事故報告|違い
結論:変更届は対象部分を変えようとするとき、変更検査は変更後に使用する前、休止報告は休止期間が検査証の有効期間を越えるとき、事故報告は法定の事故が発生したときの手続です。似た言葉でも、条件と根拠条文が違います。 特に注意したいのは、事故報告だけはボイラー則第41〜48条ではなく、労働安全衛生規則第96条が根拠だという点です。また、変更検査を「必ず最高使用圧力の1.5倍で水圧試験」と一律に覚えるのも正確ではありません。 法令確認基準日:2026年7月28日一般のボイラー(小型ボイラーを除く)を中心に、ボイラ ...
【第三種冷凍機械責任者・保安管理】附属機器の役割(受液器・油分離器・液分離器・ドライヤ)
この記事で分かること 受液器と液分離器を設置位置から見分ける方法 油分離器が油を100%除去する装置ではない理由 フィルタドライヤとサイトグラスによる異常診断 液ガス熱交換器が必ずCOPを上げるとは限らない理由 結論:附属機器は「何を・どこで分けるか」で覚える 冷凍装置の附属機器は、冷媒液を蓄える、冷媒から油や水分を除く、圧縮機へ液を入れないなど、主要4機器だけでは担えない役割を持ちます。名前の暗記よりも、高圧・低圧のどちらにあり、何を分離・保持するかで整理すると迷いません。 特に混同しやすいのが受液器と ...









