ボイラーの取扱い ミニテスト

キャリオーバ・水位異常の原因と対策 ミニテスト【第2回】

キャリオーバ・水位異常の原因と対策(プライミング・フォーミング)」の内容から出題するミニテスト第2回(全5問)です。プライミングとフォーミングの違い・ウォーターハンマーの危険性・低水位で給水してはいけない理由・フォーミングの対策・過熱器への影響など応用的な内容を出題しています。

キャリオーバ・水位異常 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

プライミングとフォーミングの違いについて、正しいものはどれか。

(1)プライミングは泡立ちによるもので、フォーミングは水滴の飛散によるものである
(2)プライミングは水滴が飛散する現象で、フォーミングは泡が盛り上がる現象である
(3)プライミングは水の濃縮が原因で、フォーミングは高水位が原因である
(4)プライミングとフォーミングは同じ現象の別名である
(5)プライミングは煙側で起き、フォーミングは水側で起きる

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正解:(2)プライミングは水滴が飛散する現象で、フォーミングは泡が盛り上がる現象である
プライミングは沸騰したボイラー水が激しく跳ね上がり、水滴の形で蒸気に混入する現象です。フォーミングはボイラー水の表面に細かい泡が大量に発生し、泡の層が盛り上がって蒸気に混入する現象です。原因も違い、プライミングは高水位・急激な負荷変動、フォーミングは水の濃縮・油脂の混入です。

第2問

低水位のときに給水してはいけない理由として、正しいものはどれか。

(1)給水すると蒸気圧力が急上昇して安全弁が破損するため
(2)過熱された金属に冷たい水がかかると、急激な温度差でひび割れや破裂の危険があるため
(3)給水するとボイラー水のpHが急激に変化して苛性脆化が起きるため
(4)給水ポンプに過負荷がかかり故障するため
(5)給水するとスケールが一気に剥がれて管を詰まらせるため

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正解:(2)過熱された金属に冷たい水がかかると、急激な温度差でひび割れや破裂の危険があるため
低水位の空焚き状態では、伝熱面の金属が異常に過熱されています。ここに冷たい水がかかると急激な温度差で金属が収縮し、ひび割れや破裂が起きます。また、水が一気に蒸発して急激な圧力上昇につながる危険もあります。低水位ではまず燃料を停止し、絶対に給水してはいけません。

第3問

フォーミングの対策として、誤っているものはどれか。

(1)定期的にブローしてボイラー水の濃縮を防ぐ
(2)油脂や有機物がボイラー水に混入しないよう水処理を徹底する
(3)消泡剤を使用して泡を抑える
(4)水位を低く維持してフォーミングの余地をなくす
(5)給水の水質を管理し、不純物の少ない水を使用する

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正解:(4)水位を低く維持してフォーミングの余地をなくす
水位を意図的に低くするのは低水位事故の原因になり、非常に危険です。水位は常に適正範囲に保つ必要があります。フォーミングの正しい対策は、ブローで濃縮を防ぐ、油脂・有機物の混入を防ぐ水処理、必要に応じて消泡剤を使用するなどです。

第4問

キャリオーバが過熱器に与える影響として、正しいものはどれか。

(1)過熱器の蒸気温度が上がりすぎてしまう
(2)ボイラー水に溶けていた不純物が過熱器管の内側に付着して汚損する
(3)過熱器管が凍結して破裂する
(4)過熱器の圧力が急低下して通風が止まる
(5)過熱器からボイラー水が逆流する

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正解:(2)ボイラー水に溶けていた不純物が過熱器管の内側に付着して汚損する
キャリオーバで蒸気に混じったボイラー水が過熱器に入ると、水に溶けていた不純物が管の内側に付着して汚損します。過熱器管の中にスケールがたまると管が過熱されて損傷する原因になります。過熱器は蒸気をさらに加熱する装置なので、ここに水が入ること自体が問題です。

第5問

キャリオーバによる障害として、誤っているものはどれか。

(1)蒸気管でウォーターハンマーが発生する
(2)蒸気が湿り蒸気となり、エネルギーが低下する
(3)自動制御弁に不純物が付着して動作不良を起こす
(4)ボイラーの伝熱面にスケールが急増する
(5)過熱器管の内面が汚損される

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正解:(4)ボイラーの伝熱面にスケールが急増する
キャリオーバはボイラー水が蒸気側に飛び出す現象であり、ボイラーの伝熱面のスケールとは直接関係しません。スケールの付着は水中の硬度成分が原因です。キャリオーバの障害はウォーターハンマー、蒸気の質の低下(湿り蒸気化)、自動制御弁の障害、過熱器管の汚損などです。

結果の振り返り

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0〜2問正解 解説記事を読み直しましょう

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