この5問で身につくこと
- 第一種・第二種と規則上の除外を順に確認する
- 100トン未満・300トン未満の境界を使う
- 免状と1年以上の製造経験をセットで判定する
- 代理者の事前選任、職務、選解任届を整理する
冷凍保安責任者は「第一種製造者なら全員必要、第二種なら全員不要」と一行で判断できません。高圧ガス保安法第27条の4は一定の第一種・第二種製造者を対象とし、冷凍保安規則第36条が施設・冷媒・能力などによる除外を定めています。
さらに、選任される人には施設能力に対応する免状だけでなく、所定規模の製造施設を使用した高圧ガス製造の経験が1年以上必要です。先に「冷凍保安責任者の選任要件|免状・実務経験・代理者」を読むと、除外施設まで確認できます。
選任要否と候補者資格を別々に判定する
第一種・第二種を確認
施設・冷媒・能力を確認
免状+1年以上の経験
責任者と代理者を選ぶ
能力別の免状と経験を一つの表で確認
| 対象施設 | 選任できる免状 | 必要な製造経験 |
|---|---|---|
| 300トン以上 | 第一種 | 100トン以上の施設で1年以上 |
| 100以上300未満 | 第一種・第二種 | 20トン以上の施設で1年以上 |
| 100トン未満 | 第一種・第二種・第三種 | 3トン以上の施設で1年以上 |
100トンちょうどは「100トン未満」に入りません。300トンちょうども「300トン未満」に入らないため、境界値では一段上の免状・経験が必要です。免状の取得経験ではなく、表に示す規模の製造施設を使用して行う高圧ガス製造の経験を確認します。
現行法令・公式資料の確認先
法令・公式情報確認日:2026年7月29日。問題文と事例は独自作成し、公表試験の設問本文は転載していません。
第1問:第二種製造者を一律に除外しない
【問1】冷凍保安責任者の選任対象について、最も適切な説明はどれですか。
(1) 第一種製造者だけが対象で、例外はない
(2) 第二種製造者はすべて対象外である
(3) その他製造者も全員選任する
(4) 一定の第一種・第二種製造者が法の対象で、規則の除外を確認する
(5) 製造者区分にかかわらず事業者が自由に決める
第2問:80トン施設で候補者を判定する
【問2】選任が必要な80トンの製造施設があります。第三種冷凍機械責任者免状を持ち、4トンの製造施設を使用した高圧ガス製造の経験が1年6か月ある人を選任できますか。
(1) 免状が第三種なので選任できない
(2) 経験施設が20トン未満なので選任できない
(3) 免状と経験の両方を満たすため選任できる
(4) 経験は3年以上必要なので選任できない
(5) 80トンでは第一種免状だけが認められる
第3問:100トンちょうどの境界を読む
【問3】選任が必要な100トンの製造施設に、第二種冷凍機械責任者免状を持ち、30トンの施設で1年2か月の製造経験がある人を選任する説明として正しいものはどれですか。
(1) 100トンは第三種免状だけでよいので第二種は使えない
(2) 第二種免状と20トン以上・1年以上の経験を満たすため選任できる
(3) 100トンちょうどは100トン未満なので第三種免状が必須である
(4) 経験施設も100トン以上でなければならない
(5) 300トン未満でも第一種免状しか認められない
第4問:300トンちょうどの要件を選ぶ
【問4】選任が必要な300トンの製造施設の候補者として、要件を満たす組合せはどれですか。
(1) 第二種免状+20トン施設で1年の経験
(2) 第二種免状+100トン施設で2年の経験
(3) 第一種免状+50トン施設で3年の経験
(4) 第一種免状+120トン施設で1年の経験
(5) 第三種免状+300トン施設で1年の経験
第5問:代理者を不在発生前に選任する
【問5】冷凍保安責任者の代理者について、最も適切な説明はどれですか。
(1) 責任者が病気になった後、無資格者から選べばよい
(2) あらかじめ対応する免状・経験を持つ人から選任し、選任・解任を遅滞なく届け出る
(3) 代理中も法令上の責任者とはみなされない
(4) 第一種免状があれば経験は不要である
(5) 責任者本人が自分の代理者を兼ねる
採点結果と誤答別の復習先
| 正解数 | 理解度 | 次の行動 |
|---|---|---|
| 5問 | 選任要件を事例判定できる | 第2回へ進む |
| 3〜4問 | 境界か経験規模を再確認 | 誤答だけ解き直す |
| 0〜2問 | 免状と経験を分ける段階 | 本解説の表へ戻る |
- 問1を誤答:法の対象を見てから規則の除外を確認する
- 問2を誤答:100トン未満は第三種+3トン以上の経験
- 問3・4を誤答:100・300トンちょうどは上の区分へ入る
- 問5を誤答:代理者も事前選任・免状・経験・届出が必要
次の練習と学習ルート
まとめ
冷凍保安責任者の選任要否は、第一種・第二種の区分だけで断定せず、冷凍保安規則第36条の除外まで確認します。候補者は、100トン未満・100以上300未満・300以上の区分ごとに、免状と1年以上の製造経験の両方を判定します。
代理者も、必要になってから探すのではなく、対応する免状と経験を持つ人からあらかじめ選任します。選任・解任の届出と、責任者不在時の職務まで一つの流れで覚えましょう。
最終更新日:2026年7月29日
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