この5問では、性能検査と定期自主検査を「いつ・誰が・何のために行うか」だけでなく、実際の日付や点検結果から判断します。
受検日を早めた場合の満了日、期限までに補修できない場合の手続、月次検査で異状を見つけた後の措置、小型ボイラーの年次検査までを扱います。
最初に4つの数字と役割を分ける
| 確認点 | 一般ボイラー | 小型ボイラー |
|---|---|---|
| 性能検査 | 検査証更新のため受検 | 対象外 |
| 定期自主検査 | 1か月以内ごと | 1年以内ごと |
| 記録保存 | 3年間 | 3年間 |
| 異状発見後 | 補修等が必要 | 補修等が必要 |
ボイラー検査証の最初の有効期間は原則1年ですが、性能検査後の更新期間は検査結果により1年未満、または1年を超え2年以内となる場合があります。実務では「毎年同じ日」と決めつけず、検査証の満了日を確認します。
以下はすべて当サイト作成の独自問題です。日付問題では、登録性能検査機関が通常の1年更新を行うものとして考えてください。
問1 満了日前2か月以内に受検した場合を判定する
ボイラー検査証の有効期間満了日は2026年12月20日である。登録性能検査機関の予約を取り、2026年11月5日に性能検査へ合格した。通常の1年更新となる場合、次回の満了日の考え方として最も適切なものはどれか。
- 受検日から6か月後の2027年5月5日
- 受検日から1年後の2027年11月5日
- 従来の月日を維持した2027年12月20日
- 合格したので有効期間の定めはなくなる
- 受検を満了日当日にやり直す
問2 補修が満了日までに終わらない場合を判定する
12月20日に検査証が満了するボイラーを12月10日に受検したところ、「合格とするには補修を要する」と判定された。部品の納期は12月25日である。対応として最も適切なものはどれか。
- 受検済みなので補修前に有効期間を更新してもらう
- 定期自主検査記録があれば満了後も運転を続ける
- 満了日までに補修確認できない場合は休止を報告し、補修後に使用再開検査を受ける
- 作業主任者の判断だけで1か月延長する
- 検査結果を破棄して翌年に性能検査を受け直す
問3 受検準備の不足を見つける
初めて日本ボイラ協会の性能検査を受ける一般ボイラーについて、書類を点検した。次のうち、受検準備として最も不十分なものはどれか。
- ボイラー検査証を用意した
- 過去3年間の定期自主検査記録を用意した
- 作業主任者の資格証明を用意した
- 安全弁の整備・吹出しテスト記録を確認した
- 当月の燃料請求書だけを用意し、設置届や過去の点検記録は廃棄した
問4 月次検査で火炎検出装置の異常を見つけた
一般ボイラーの定期自主検査で、火炎が消えても火炎検出装置の信号が残り、燃料遮断の確認試験も不合格となった。事業者の措置として最も適切なものはどれか。
- 検査日と「異常なし」だけを記録して運転を続ける
- 次回の性能検査まで操作員の注意で補う
- 異状と措置を記録し、補修その他の必要な措置を講じる
- 伝熱面積を再計算すれば補修は不要である
- 登録性能検査機関へ月次検査を代行させれば補修は不要である
問5 小型ボイラーを長期休止後に再使用する
小型ボイラーを14か月間使用せず、その期間中は年次の定期自主検査を省略していた。再使用時の扱いとして最も適切なものはどれか。
- 小型ボイラーは自主検査の対象外なので何もしない
- 休止中に省略した14回分の月次検査をまとめて行う
- 性能検査だけを登録性能検査機関へ依頼する
- 再使用する際に本体・燃焼装置・自動制御装置・附属品を自主検査し、結果を3年間保存する
- 個別検定を毎年受け直す
採点結果の見方
| 正解数 | 復習ポイント |
|---|---|
| 5問 | 日程・記録・異常時措置まで判断できています。 |
| 3~4問 | 満了日前2か月と一般・小型の周期を見直しましょう。 |
| 0~2問 | 性能検査と自主検査の目的から整理し直しましょう。 |
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現行法令・公式資料
法令確認日:2026年8月1日。2026年4月掲載の公表問題は、公式ページの注意書きどおり2026年1月以降施行の法令に未対応です。受験時は現行法令と最新の試験案内を確認してください。
まとめ
性能検査は検査証の有効期間を更新する外部検査、定期自主検査は事業者が異状を早期発見するための検査です。一般ボイラーは1か月以内ごと、小型ボイラーは1年以内ごとに自主検査を行い、結果を3年間保存します。異状を見つけたら、記録だけで終わらせず補修等へつなげましょう。
法令確認日・最終更新日:2026年8月1日
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