ボイラーの取扱い ミニテスト

ボイラー用水の処理 ミニテスト【第3回】

ボイラー用水の処理(軟化装置・脱気・清缶剤)」の内容から出題するミニテスト第3回(全5問)です。真空脱気の原理・高圧ボイラー用の脱酸素剤・間欠ブローと連続ブローの違い・給水温度の考え方・電気伝導率の意味など、第1回・第2回で出題していない範囲を中心に出題しています。

ボイラー用水の処理 ミニテスト

第1回 第2回 第3回

テストの使い方

まず自分で答えを考えてから「解答を見る」をタップしてください。間違えた問題は解説記事に戻って確認すると効果的です。

第1問

真空脱気の原理として、正しいものはどれか。

(1)水を凍結させて溶存酸素を追い出す
(2)容器内を減圧して水の沸点を下げ、低い温度で溶存酸素を追い出す
(3)水にオゾンを吹き込み、酸素を分解する
(4)フィルターで酸素の気泡を物理的に除去する
(5)薬品を投入して酸素と化学反応させる

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正解:(2)容器内を減圧して水の沸点を下げ、低い温度で溶存酸素を追い出す
真空脱気は、容器の中を真空(減圧)にして水の沸点を下げる方法です。沸点が下がると、加熱脱気ほど高い温度にしなくても溶存酸素を追い出すことができます。加熱脱気が使えない場合や、低温で処理したい場合に用いられます。(5)の薬品で化学的に酸素を除去するのは「脱酸素剤」の役割であり、脱気処理とは別の方法です。

第2問

清缶剤のうち、高圧ボイラーの脱酸素剤として使用される薬品として、正しいものはどれか。

(1)亜硫酸ナトリウム
(2)食塩水
(3)ヒドラジン
(4)リン酸ナトリウム
(5)塩化カルシウム

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正解:(3)ヒドラジン
ヒドラジンは溶存酸素と反応して窒素と水になる脱酸素剤で、高圧ボイラー向きです。ただし有害物質なので取扱いには十分な注意が必要です。低圧ボイラーには亜硫酸ナトリウムが使われます。リン酸ナトリウムは軟化剤(スラッジ調整剤)、食塩水はイオン交換樹脂の再生用であり、脱酸素剤ではありません。

第3問

ボイラーのブロー(吹出し)のうち、ボイラー底部に沈殿したスラッジの排出に有効な方法として、正しいものはどれか。

(1)連続ブロー
(2)間欠ブロー
(3)逆洗ブロー
(4)蒸気ブロー
(5)真空ブロー

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正解:(2)間欠ブロー
間欠ブローは一定時間ごとに弁を開けて一気にボイラー水を排出する方法で、ボイラー底部に沈んだスラッジ(軟らかい泥状の沈殿物)を排出するのに有効です。一方、連続ブローは少量のボイラー水を常に排出し続ける方法で、ボイラー水の濃度を一定に保つのに適しています。この2つの違いは試験でもよく問われます。

第4問

ボイラーへの給水温度をできるだけ高くする理由として、誤っているものはどれか。

(1)給水温度が高いほど溶存酸素が少なくなり、腐食防止に役立つ
(2)ボイラー本体への熱衝撃が小さくなる
(3)給水温度が高いほどスケールの付着量が減少する
(4)燃料の節約につながる
(5)エコノマイザで排ガスの熱を利用して給水を予熱する方法がある

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正解:(3)給水温度が高いほどスケールの付着量が減少する
給水温度を高くすると溶存酸素が減り(温度が高いと気体は水に溶けにくくなるため)、ボイラー本体への熱衝撃も小さくなり、燃料の節約にもなります。しかし、スケールの付着量は給水温度を上げるだけでは減りません。スケール防止には軟化装置で硬度成分を除去したり、清缶剤(軟化剤)を使う必要があります。

第5問

ボイラー水の電気伝導率を測定する主な目的として、正しいものはどれか。

(1)ボイラー水の温度を正確に把握するため
(2)ボイラー水中の溶存酸素量を測定するため
(3)ボイラー水中の不純物の濃縮度を把握するため
(4)ボイラー水中の硬度成分の種類を特定するため
(5)ボイラー水のpHを自動的に調整するため

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正解:(3)ボイラー水中の不純物の濃縮度を把握するため
水の中の不純物(イオン)が多いほど電気を通しやすくなるため、電気伝導率を測ることでボイラー水がどれだけ濃縮されているかがわかります。濃縮が進みすぎている場合はブロー(吹出し)を行って濃縮されたボイラー水を排出します。現場のボイラー技士は毎日この数値をチェックしています。

結果の振り返り

正解数をチェック!

5問正解 完璧!このテーマはバッチリです
3〜4問正解 あと一歩!間違えた問題を復習しましょう
0〜2問正解 解説記事を読み直してから再チャレンジ!

解説記事に戻って復習する → ボイラー用水の処理(軟化装置・脱気・清缶剤)

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